昨日(10月21日・土)、沖縄平和市民連絡会のバスで、糸満市・平和祈念公園で開かれたオール沖縄会議主催の「遺骨の眠る土砂を埋立てに使わせない!県民集会」に参加した。
具志堅隆松さん、徳田博人教授、国会議員・県会議員らの訴えに続いて、デニー知事の、「戦没者の遺骨が残されている可能性がある場所から採取した土砂の使用は人道上あってはならない。県は引き続き遺骨収集に取り組んでいく」というメッセージが読上げられた。しかし知事は、南部地区の土砂を埋立てに使用する問題については、2021年11月の設計変更申請不承認理由には含めなかった。
このままでは、代執行訴訟で県が敗訴すれば、沖縄南部地区からの土砂搬送が認められてしまう。それをどう阻止するのかが、今、問われている。私たちは、県に対して、耐震設計の不備、遺骨混りの土砂問題等を理由にした再度の設計変更申請不承認、又は、埋立承認の再撤回を求めている。
昨日の集会は、650名の参加だったが、嘉手納の防衛局前でも大きな集会を開いて、計画の撤回を迫る等の行動を提起してほしいものだ。
集会終了後、沖縄平和市民連絡会は「魂魄の塔」横の熊野鉱山に向かった。土砂搬出道路もすでに完成し、鉱山敷地内でも一面に重機による整地作業が進んでいる。こんな荒っぽい工事では、細かく砕けてしまった戦没者の遺骨を見つけることはできない。
現地で30分近く、今までの経過と現状の問題点等について説明した。