12月9日(水)は、午後から辺野古へ。3回目の車両搬入に抗議する座り込みに間に合った。夕刻からは、先日亡くなった高垣さんのおつれあいや、京都から来てくれた彼女の友人たちと会う。
今週は、辺野古住民の抗告訴訟の弁護団との会議や、県が提出した識名トンネル損害賠償請求訴訟の和解議案に関する打合せなど、慌ただしい毎日が続いている。
さらに、 12日(土)の沖縄平和市民連絡会主催の学習会(午後2時~ 八汐荘。桜井国俊さん、真喜志好一さんと私が報告)の準備にも追われている。この学習会では、辺野古・変更申請の問題点はもちろんだが、この間、大きな問題となっている美謝川の切替・ボーリング調査の問題や、県内全域からの埋立土砂採取の問題点を詳しく説明したいと思っている。
下が、沖縄ドローンプロジェクトが撮影した南部地区、宮城島、本部の鉱山(採石場)の写真だ。あまりの惨状に驚く。しかも、森林法違反(林地開発許可申請なし)、自然公園法違反(沖縄戦跡国定公園普通地域の届出なし)などの違法開発が明かになり、県が作業中止を指示した鉱山も多い。採掘方法もあまりに危険だ。
これらの写真は、南部地区やうるま市の島ぐるみ会議の皆さんが、沖縄ドローンプロジェクトと一緒に調査したもの。私も、県やうるま市、糸満市への問い合わせや公文書公開請求等を続け、多くのことが判明した。
12日の学習会では、これらの問題について詳しく説明したい。
(両側が採掘され、中央部に屏風のような崖が残されている。崩壊のおそれはないのか?)
(畑間際まで、切り立った崖で採掘されている)
(三方が削り取られ、取り残されてしまった畑。転落防止策は講じられているのか?)
(荒崎海岸付近でも広範囲で土砂採取が始まっている)
(うるま市宮城島の鉱山。敷地外への赤土流出が問題となり、県も本年11月13日、立入調査を行った)
(自然公園法の届出がなく、県が11月11日に作業中止を指示した魂魄の塔横の採石場)
(現在、辺野古への土砂搬出が続いている琉球セメント安和鉱山でも、本部町側の多くが森林法の林地開発手続を行っていないことが明かになり、県は作業中止を指示した。その後、さらに周辺の2ヵ所の鉱山に対して、やはり森林法違反で県が行政指導を行った。県は、県内の約80ヵ所の鉱山に、森林法を厳守するようにとの注意喚起の文書を送付したという。)
こんな現状が続いているのに、辺野古埋立のために県内全域からの土砂採取を認めてはならない。