3月27日(金)、今日も早朝から辺野古に行ったが、昨日以上に風が強く、海上行動はすぐに中止となった。県知事の作業一時中止の指示にもかかわらず、防衛局は作業を続行する姿勢を変えていないが、荒天のため作業ができない状態が続いている。
汀間漁港に行き、船の舫いロープを補強した。防衛局にチャーターされた漁船の海人たちも、舫いの補強に追われている。隣の漁船の海人と話しが弾む。防衛局に雇われた海人たちだが、我々の抗議行動にも理解を示してくれるのが嬉しい。
瀬嵩の灯台跡に登り、大浦湾の様子を観察する。スパッド台船には作業員の姿はない。深場のボーリング調査のためのガイドパイプも海上にそのまま残されている。この深場のボーリング調査はほとんど進んでいない。
(キリスト者たちによるゴスペル)
午前中はシュワブ基地ゲート前の抗議行動に参加した。今日のゲート前は、読谷からのグループや島ぐるみ会議のバスも来て賑やかだった。今日も博治さんからマイクを渡され、当面の状況について説明した。概ね、次のような話をした。
「来週早々には、知事の作業停止の指示に対して、農水大臣が執行停止を決定するだろう。しかし、防衛大臣の不服申し立てに対して、同じ政権内の農水大臣が何を決定しようが、全くの茶番劇にすぎず、県民への説得力はない。たとえ、それでボーリング調査が続行されても、今後、知事の承認等が必要な事項はいくつもある。たとえば、設計概要の変更申請も何回も必要になる。最初に埋立が行われるのは美謝川の河口付近だ。以前、取り下げた美謝川の切り替えについて再度、設計概要の変更申請をしない限り、埋立には入れない。しかし、翁長知事は絶対に承認しない。『仮設岸壁』についても設計概要の変更申請の手続きなしに着工することは認めないと指示すれば防衛局は工事に入れない。来週、執行停止についてどういう判断が出されようが落胆することはない。政府が狙っているのは県民の諦めを誘うことだ。翁長知事が毅然とした対応を続ける限り、埋立工事には入れない。焦っているのは防衛局だ。自信を持って闘い続けよう。」
話を終えると、大きな拍手が湧き上がり、何人かの人が握手に来てくれた。
午後は弁護士さんの事務所と県庁に向かうため辺野古を離れた。途中、昼食のため屋嘉そばへ。一度食べたいと思っていたヤギそばを注文。フーチバーが豪快に乗っている。美味しかった。