今日(28日・木)の未明、海上ボーリング調査のための大型クレーン船が来たという連絡を受けた。聞くと、午前5時20分頃、煌々とライトを照らして大浦湾に入ってきたという。5月10日に撤去されて以來、18日ぶりだ。私たちは、大型クレーン船が戻ってくるのを阻止するために、5月20日から毎日、午前6時に集まってカヌーと船による海上行動を続けてきたが、まだ真っ暗な未明に船を入れられてしまった。琉球新報のWEB版は次のように報じている。
「新基地建設に抗議するカヌー隊辺野古ぶるーの安藤朱里さん(26)=東村=は、この日午前5時20分ごろにライトを照らし大浦湾内を航行する船舶を確認した。明るくなりかけた同6時ごろにクレーン船だと分かったという。安藤さんは「いつもは光はないのに、すごい光が海上にあった。国はジュゴンのことも考えていないし、どんどん好き勝手やるんだと思った」と憤った。」
しかし、こんな時間に煌々とライトを照らして大型クレーン船を大浦湾に入れることは許されない。防衛局が県に提出した埋立承認願書でも、ジュゴン保護のために「海上工事の作業時間は、日出1時間程度後から日没1時間程度前の間であり、光を照射して夜間に作業を行うことはありません。また、夜間に停泊中の船舶は法令で定められた灯火を点灯しますが、海面に向けて特に強い光を照射することはありません。」(「埋立承認願書」9-21)とされている。
ヘリ基地反対協は、昨年8月12日にも、防衛局が日出1時間後よりも早い時間に浮き桟橋の設置作業を開始したことに対して、抗議声明を出した。今回、再度、真っ暗な未明に大型クレーン船を入れたことは絶対に許されない。
(なお、今日の海上行動は、強い雨が降り続き雷警報も出たので中止となった。)