チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

識名トンネル問題、知事は監査委員の勧告に従わず!

2013年05月31日 | 沖縄・識名トンネル問題

                        (知事から監査委に出された「通知」)

 識名トンネル工事の補助金不正受給問題に関連して我々が行った住民監査請求に対して、監査委員は、昨年11月4日、県の損害を7,177万円と認定し、その損害金の補填のため、「本件に関わった職員と受注業者を改めて調査の上、必要な措置を講じるよう勧告した。沖縄県の監査委員が住民の訴えを認め、勧告を出したのは、1984年以来、初めてのことという。

 この「必要な措置」の措置期限が、今日(5月31日)だったので、知事の対応を期待していたのだが、とんでもない内容の通知が出された。住民らが、その後、住民訴訟を起こしたとして、「勧告に関わる措置については、裁判所の判断を踏まえて対応する」と、訴訟を理由にして、監査委員の勧告を全く無視してしまったのだ。監査制度そのものを否定したとんでもないものだ。

 このような通知を出すのなら、現在、進行中の住民訴訟で、被告の知事は、堂々と自らの見解を示し、不正問題の真相を究明すべきだろう。しかし、知事は、全く本論に入ろうとせず、門前払い(却下)を求めている。監査委員の勧告に対しては、裁判所の判断に従うとして勧告を無視する一方、裁判では門前払いを求めているのだから、もう卑劣としかいいようがない。5億8千万円もの補助金返還、県議会での百条委員会、県警の捜索、そして住民訴訟---識名トンネル問題は、まさに「沖縄県政始まって以来の不祥事」と言われているが、知事にはその反省の姿勢が全くない。

  午後5時半頃から県庁記者クラブで会見を行った。あまりに内容のない知事の「通知」にもかかわらず、大勢の記者やテレビカメラ等が来てくれて申し訳なかった。

*******

          (今日も、赤布プラカードをいっぱいに並べ、米軍車両に抗議)

  朝は、連れあいと2人で早朝5時半に那覇を出発、大山ゲートに向かった。

  今日も、ゲートに続く坂道に、赤布プラカードや横断幕等をいっぱいに並べ、米軍車両に抗議する。

 

 

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