デニー知事が頑張った! 国の強引な「指示」にもかかわらず、辺野古・設計変更申請の承認を見送る。全国の行政法学者の呼びかけ・賛同者が100名にもなった! 来週11日(水)、徳田博人教授をお招きして学習会
今日(10月4日・水)は、国が出した辺野古・設計変更申請の承認を迫る指示の回答期限だった。朝から、県議会代表質問に対する知事の答弁をネットで聞いていたが、知事は相変わらず、「検討中」というだけだった。
昼のニュースで、「知事は、今日の本会議終了後、副知事等と協議して結論を出す」ということだったので、至急、沖縄平和市民連絡会のMLで連絡をとり、午後5時に県庁1Fロビーに集まり、知事を激励しようということになった。
ところがその直後、知事は「今日中の承認は困難」と表明したという連絡が入った。すぐに琉球新報・沖縄タイムスのWEB版でも報じられた。
良かった、知事は県民の声を受け、なんとか踏みとどまってくれたのだ。少し前までは、知事に承認を迫る動きが強まっているという情報ばかりだったが、全国の行政法学者の声明(今日の22時現在で、呼びかけ人13名、賛同者87名の合計100名にもなっている)や与党県議全員の申入れ等により、局面は大きく変わったのだ。知事の英断を心から支持したい。
国は、明日にでも代執行訴訟を提起するようだ。代執行は、地方自治法245条の8第1項に基づくものだが、「他の方法によってその是正を図ることが困難であること」、「放置することにより著しく公益を害することが明かであること」等の場合に可能とされている。
しかし今回の場合、知事の設計変更申請不承認が「公益を害する」のではない。逆に、今回の工法では軟弱地盤の地盤改良は不可能であること、耐震設計の不備、不十分なジュゴン調査、南部地区の遺骨混りの土砂問題等、国が強行しようとしている設計変更申請の内容そのものが「著しく公益を害する」ものであることは明らかである。
県は、これらの問題を代執行訴訟で訴え、とことん頑張ってほしい。
明日、代執行訴訟が提起されれば、福岡高裁那覇支部で15日以内に口頭弁論が開かれる。私たちは来週中に知事宛に激励・要請書を提出、さらに10月11日(水)午後6時半~、教育福祉会館(那覇市古島)で徳田博人琉球大学教授をお招きして「代執行訴訟」についての学習会を開催するので、是非、ご参加ください。
RBCニュースより