チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・週2回の大行動が始まった---500名の結集で工事車両の進入を阻止!

2016年09月03日 | 沖縄日記・辺野古

  3日(土)午前4時過ぎに那覇を出発、高江に向かう。今日から毎週水・土の2回を大行動の日とし、ヘリパッド工事を阻止しようということになったのだ。平和市民連絡会は那覇を午前5時に出発する大型バスを出している。

 午前6時過ぎに「あか橋」(大泊橋)に着いた。20名ほどの仲間たちが監視を続けている。聞くと、午前5時頃、数十台の機動隊のバスとワゴン車が通過していったという。今日の大行動に備えて「戒厳令」態勢を取るのかと皆、緊張している。

 午前6時半頃、N1ゲート前に着いた。もう約300名ほどの人たちが集まっている。未明には、機動隊が配置について強制排除の動きを見せたようだが、さすがにこれだけ集まるともう手を出せない。そのまま午前10時頃まで集会を続けた。

 国会議員さん、県会議員さん、市町村議員さんらの挨拶が続く。うるま市のNさんが他府県からの500名もの機動隊の派遣問題について触れられたので、私も、この問題について話をさせてもらった。他府県の警察への援助要請にあたって沖縄県公安委員会の会議が開かれておらず議事録等も残っていないこと、沖縄県公安委員会の要請の前に警察庁が各都道府県警察本部に派遣人数・期間等を指示していたこと、さらに他府県からの機動隊の派遣費用は基本的には国庫負担だが、沖縄に来てからのガソリン代、高速道路代、車の修理費は沖縄県警が出していることなどを報告すると驚きの声が湧き上がった。

・今日の私の話の録画(新基地建設反対名護共同センター作成)

・参考:本ブログ(2016.8.23)「他府県から沖縄への機動隊派遣問題について」

 今日もVFP(平和を求める退役軍人の会)のメンバーらが来てくれた。彼らが「ウイ シャル オーバーカム」を歌いだし、大合唱となった。

 午前10時過ぎ、N1ゲート前の集会が休憩となったので、N1裏からG地区・H地区への入口となる揚水発電所前に向かった。ここでも、工事車両の進入を阻止するために仮設テントが建てられ30名ほどが座り込んでいた。

 今日はN1ゲート前の集会だけではなく、この揚水発電所前、N1裏テント、そして県道70号線高江橋周辺、大泊橋でもたくさんの人たちが監視行動を続けている。参加者の総数は優に500名を超えていただろう。結局、砕石を積んだダンプトラックは来ることを諦めたようだ。最初の大行動は、大成功だ。

 N1裏テントに戻って昼食をとっていると、突然、N1ゲート北のグループから電話が入った。作業員の車2台を停めて説得活動を続けていた際、突然、1台の車が急加速したためTさんが倒れて後頭部を強打したという。あわてて現場に向かった。

 Tさんは救急車で名護の病院に運ばれた。頭部打撲、頚椎捻挫で1週間の診断書が出たという。それでも大事に至らなくて良かった。防衛局が工事を急いでいるためか、作業員らも気が立っているようだ。

 人身事故なので名護署の現場検証が行われた。

 N1ゲートから高江橋に向かう。道路の両側にぎっしりと車が停まって、工事車両が来れば阻止する態勢を続けている。中央部をあけているので一般車両の通行には支障がない。

 午後3時過ぎ、博治さんが「ありがとう 大勝利だ!」と絶叫。勝利のカチャーシーを踊って今日の行動を終えた。 なんとか来週の水曜日も今日のような大結集で工事を止めよう。

 

 なお、自衛隊ヘリによる重機搬送が話題になっているが、東村宮城の空き地でもその準備が始まっている。持ち込まれた重機にロープがつけられ、午後にはクレーンで吊り下げてバランス等をチェックしていたという。この場所のものは小型の重機なので自衛隊ヘリではなく民間ヘリを使うと思われるが、まさに異常事態という他ない。(以下の写真はBさん提供)

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