10月1日、普天間基地野蒿ゲートに貼りだされた米国法による立ち入り禁止の警告板の問題について、このブログでも何回かとりあげてきた。この問題が、今朝(13日)の沖縄タイムスの1面と社会面に大きく掲載された(末尾参照)。最初にこの問題を教えていただいた京都のMさんの談話とともに、私のコメントも載っている。
今朝も午前6時から大山ゲートの抗議行動に行ったのだが、行動終了後のミーティングでこの問題について説明した。その後、野蒿ゲートにまわり、そこでも、行動の小休止の際のミーティングでこの問題について説明した。皆の関心は高い。本土では、30年も前に米軍が謝罪して撤去されたものが、何故、今も沖縄では県民を威嚇するように掲示されているのか、とても許されない。
昼は嘉手納基地のメーンゲート前での抗議集会に行ったのだが、午後1時過ぎに、米軍がこの警告板を撤去したという知らせが入った。今朝の新聞で大きく報道されたこと、そして、午後の衆議院予算委員会で照屋寛徳議員がこの問題を取り上げると質問通告したこともあったのだろう。やはり、米軍もこの警告板の問題点を認めざるを得なかったのだ。
しかし、撤去した理由の説明、そして謝罪がまだなされていない。1983年の大和田通信施設の際は、米軍は、「米空軍としてはこの誤りを心から遺憾とするものである」と謝罪している。今回も撤去しただけではすまされない。
以下は、たまたま撤去の際に野蒿ゲートで座り込みをされていた宜野湾市議の桃原功議員が撮影されたもの。まさに記念すべき写真だ。
(今日、13日の沖縄タイムス(左は1面、右は社会面のトップ記事)
・「米軍設置板 警告根拠に米国法明記」(沖縄タイムス 2012.11.13 1面)