22日(水)は、低気圧が接近しているため海は大荒れとの予報が出ている。船長らで汀間漁港まで行き、大浦湾の様子を見た。強い南風が吹き、外洋のうねりが大浦湾の奥まで入り込んでいる。防衛局の作業の様子もなく、監視船も全く出ていない。すぐに海上行動の中止を決める。
(外洋のうねりが入り込んだ大浦湾。作業の様子はない)
この時期、台湾付近で発生した低気圧が急速に発達して沖縄から本土の太平洋沿岸部を通過することがある。進行速度が速く、強い風が吹き荒れて、よく海難事故が発生する。いわゆる「春1番」だ。先週に「春1番」が吹いたので、今日のは「春3番」らしいが、今までで一番強い低気圧という。沖縄ではこの風を、ニンガチ・カジマーイ(2月風廻り)と呼んでいる。
今日も船長の一人は、辺野古のウミンチュから「突風が吹くから海は止めておけよ」と言われたという。
海上行動が中止となったので、久しぶりにゲート前に行った。今日は集中行動日で大勢の人たちが集まっている。私にもマイクを回されたので、最近の工事の状況とその問題点について説明した。結局、今日は工事車両の進入もなかった。
夕刻は那覇拘置所前で、山城博治さんら3名の長期拘束への抗議行動を行った。博治さんは、すでに4ケ月も狭い独房に閉じ込められ、家族との接見すら認められていない。もうこれは拷問だとしか言いようがない。