11月11日(水)も午前4時45分に那覇を出た。今日は海上行動ではない、シュワブ基地ゲート前に最大結集し、いっさいの工事車両の進入を阻止しようとの呼びかけがされているのだ。
午前6時、まだ薄暗いがゲート前には大勢の人たちが集まった。水曜日は議員行動日なので、県会議員さんらも多い。すぐに新ゲート、工事用ゲート、そして国道沿いに別れて行動開始。工事用ゲート前は座り込みの人たちで埋め尽くされた。
(工事用ゲート前に座り込んだ人たち。博治さんの燃えるようなスピーチに皆の気合が昂まる。)
午前7時前に大勢の機動隊が新ゲートから出てきた。そして、工事用ゲート前に並んだかと思うと、一斉に座り込みを排除するための実力行使が始まった。
排除された人たちは、機動隊の装甲車を並べ、両側を鉄柵で封鎖した檻のようなところに無理やり拘束されていく。私も、突然、4~5名の機動隊員らに押さえ込まれ、そこに放り込まれてしまった。令状にもよらず、法的根拠の全くない身体の拘束。2012年のオスプレイ配備阻止の普天間封鎖行動から始まった方法だが、こんなことが許されるはずはない。
若い女性に対しても強引な実力行使が行われた。先日、韓国から来た人たちが、「韓国では男性の警察官らは女性には絶対に触らない。女性には必ず女性の警察官が対応する」と驚いていた。
檻の中で不当拘束に対して抗議を続けるが、機動隊員らは全く聞く耳も持たない。
それでも装甲車越しに国道の様子を見ると、大勢の人たちが国道に飛び出したり、座り込んだりして工事用車両を止めている。機動隊員らが、沿道の人たちがゲート前に合流するのを防ぐために車道を完全に封鎖してしまったため、渋滞がひどい。工事用ゲート前の座り込みも、もう1時間以上になるが、まだ完全には排除されていない。皆、頑張っている。
最後に数台の作業車の進入を許してしまったが、再び、工事用ゲート前に座り込んで集会が持たれた。今日の参加者は約500名。 これだけの人数がいると工事用車両の進入は阻止できる、新基地建設は阻止できるという確信を持てたと、皆、意気軒昂だ。