今日(12日)も北部訓練場ヘリパッド工事では、大型ヘリコプターによる機材運搬が行われた。
このヘリは、ロシア製のカモフKAー32A11BC(アカギヘリコプター㈱)というヘリであることは昨日のブログでもお知らせした。このヘリは沖縄県の伊江島空港を拠点として高江を往復している。知事は、ヘリパッド工事のための県営空港の利用を拒否するなど、毅然とした対応を求めたい。
(今日もヘリによる機材運搬が行われた。(午後2時)
「沖縄県空港の設置及び管理に関する条例」では、伊江島空港等の県が管理する空港を利用する場合、あらかじめ知事に届けるよう定められている(第4条1項。ただし同条例23条の定めにより、伊江村が届出を受理することとなっている)。今回の民間ヘリは9月1日に沖縄に来て、伊江島空港に停留されていた。そして、9月9日からは高江での機材運搬を続けている。沖縄県の空港がヘリパッドを造成する工事のために利用されているのだ。
この条例第4条2項では、知事が「必要な指示をすることが出来る」とも定められている。知事は、当然、県営空港の使用を拒否することができる。北部訓練場でのヘリパッド工事のために沖縄県の空港を使用しないよう指示すべきである。
<追記>
今回の輸送ヘリの県の伊江島空港使用に関しては、伊江村に「知事宛の空港使用届書」が出されている。また、知事は同条例3条2項に基づく「運用時間外空港施設使用許可」を出していることも判明した。
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9月12日(月)は、辺野古の浜のテントに寄った後、高江に向かった。N1裏にいたところ、集落内を通る村道から大量の警察車両がG地区、H地区入口に向かっているからすぐ来てくれという連絡が入った。急いで駆けつける。
しばらくすると、大勢の機動隊員に囲まれて10名ほどの防衛局職員や作業員らがやってきた。集落内を通る村道から6台の機動隊バスを含め25台ほどの警察車両が防衛局職員らを護衛しながらやってきたが、市民らの抗議で車はそれ以上進めず、結局、50名ほどの機動隊が防衛局職員らを護りながら徒歩でやってきたのだ。
何人かの女性らが、ゲート前に座り込み、防衛局職員らをゲート内に入れさせないと抗議した。
村道の方に行くと、26台もの警察車両・工事車両の前で、皆が車を停めて抗議していた。この道路は、東村村長が「工事車両は通行させない。身体をはってでも阻止する」と議会で答弁したところだ。工事車両はもちろん、機動隊の大型バスが通ることも許されない。
急な坂道のため、移動式ジャッキを使って車を排除することもできない。しばらくすると警察は諦めたのか、Uターンして引き上げて行った。
夕刻、高江から名護に戻る車の中でNHKニュースを聞いていると、明日にでも高江に自衛隊ヘリが導入されるとのこと。全国から500名の機動隊だけでは足らず、自衛隊まで動員するというのだからひどい話だ。
(林博史教授の講演)
夜は、名護市史セミナー『名護・やんばるの沖縄戦』の出版記念講演に参加した。