なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

毎日新聞

2006年09月22日 | 仕事
に坂東氏の文章が。訳分からん、どーして、日経じゃなくて毎日に掲載してもらうわけ?日経の読者から逃げたか。
 読んでみると(文章の全体はこちら)。結局、自分の社会性のなさ、幼稚さを動物に八つ当たりしてる、そいつを正当化する、全く根拠のないことで。そういう言い訳を綿々と臆面もなく書きやがって、どうかしてるんじゃないか?
 問屋さんに読ませてみた。「どー思う?」「なんか、これ、怖いですよ」。極めてまっとうな意見だよな。
 一つだけ。「陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。それを断つことは、その生き物の持つ生命力、生きる意欲を断つことにもつながる。」について。別につながりません。去勢しようが避妊しようが、動物は生きる意欲満々に生きてますよ。勝手に憶測するな!!
 なんだってんだ、我々獣医をナチスと同等だってか?
 まあ、一万歩下がってそうかも知らんよ、去勢・避妊を金儲け目的でやってる獣医もいるだろうし。けどさ、あんたはどうなんだ?勝手に自分の自己満足だかなんだかのために動物を慰みものにしてるわけだろ、この文章からすると。
 虐待をしてない、とは片腹痛い、あんたには動物を飼う資格はない。
 
 それから、毎日新聞に言いたい。
 こんな下らない文章を「一理あるかも」風になぜ、へっぴり腰に紹介するんだ?
 かつて、オウム真理教がジャーナリズムにもてはやされたことを、私は忘れてない。だから、ジャーナリズムはあのアホ宗教の暴走を止められなかった。奴らの屁理屈に簡単に言い負かされて、チヤホヤした挙句だ。
 なのにまた、こーんな屁理屈自己正当化文章にコロッと迎合してへいこらする。「毅然とした大人の姿勢」つうものが感じられないのよ。反省つうもんがないのかよ?

 ほーんと腹立つが、とりあえず、繰り返しになりますが、獣医としての反論はこちら。特段書き足すこともないけど、まあ、お読み下さい。
 ご自分の猫や犬の健康を守るために、去勢・避妊手術は大変重要です。安心し、確信をもって去勢・避妊手術を受けさせてあげてください。シロートの言う事なんか気にする必要はありません。

 それにしても、物書きって本当に無責任だなあー。
コメント
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