なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

2010年06月07日 | 
を交換してもらった。ちょっと、もう、限界です。

 昨日みたいに不快な事がある場合(いやまあ、別になくてもいいんですけど)、それにかこつけてビール、じゃない、発泡酒を買いに行く。箱買いしていた時もあったのだが、そうすると「あるだけ飲んじゃう」というマズイ事態になりかけるのね。ので、ここ数年来、近所の自販機が「我が家の酒蔵庫」。飲みたきゃ、買いに行かなくちゃ、という所でセーブしてるわけだ。この自販機、普通は夜11時まで販売、の筈なのに、きっと中の時計が狂ってるんでしょう、10時半くらいで勝手に止まってしまう。そういう意味でも深酒できない、という・・・・。
 で、ふらふら買いに行って、でも、いちお鍵はかけて、で、帰ってみたら。鍵が開かねえ~~~~~~ 

 んもう、こういう事、今までもあったけども。今回は実にマズイゾ、青くなる。だって、ちょっと、この格好(ラフ、なんてもんじゃなかった)、それに、この時間帯、それに、今持ってるのって購入済み発泡酒のみ、ケータイ一つない、どーしよ~~~~~

 玄関口で必死に鍵穴と格闘、してたら、いきなりふっと解錠できましたあ!!って・・・・・・。10分くらいは確実に経過していたであろう・・・・・ヤバ過ぎる・・・・・・。

 翌朝、とにかく鍵を換えるべきだ、しかし、どうしようか、鍵なんか購入した事ないし。タウンページを見ると、まあ、鍵屋って山程あるんだなあ、つまりまあ、昨晩のあっしみたいなパターンもマレではないのであろう・・・・・・。
 しかし、タウンページの広告って、近年全く当てにならん。こないだのイカサマ動物葬儀屋だって、タウンページ全面広告でもって客をゲットしてたんだもん。困った、どーしよー・・・。で、思い付いたのは「餅は餅屋。なら、鍵は『鍵屋』じゃ!」という事。で、ヨークマートへ。ヨークマート内に、合鍵を作成してくれる錠前屋さんがあったあった、そこで聞いてみよう。

 錠前屋さんに、恐る恐る「鍵の交換をしていただけるんでしょうか?」と聞いてみる。錠前屋さんの言うことにゃ、「鍵屋をご紹介します」って。それってつまり、タウンページと同じ事なの?やや落胆したあっしの表情を見たのか?おじさん曰く「鍵屋といっても、色々ありますからー、個人でやってるとこも多いですし」「あのう、なんとかセキュリティロック協会に加盟している所がいい、って聞いた事があるんですけど」とあっしが聞いたのは、テキトーな鍵屋を頼んだら、後でその鍵屋の手引きで強盗に入られた、という事例を読んだばかりだったから。そしたらおじさん曰く「鍵屋も色々ですけど、警察と連携している所が一番ですよ」って。「ああ、そういう情報が知りたかったんですう!!」とホッとして言う。「じゃあ、そういう所をご存知でしたら、ご紹介いただけますか?」
 というわけで、その鍵屋さんに連絡してもらう。おじさんが言うことにゃ、やっぱり「地域で仕事していて、地元でその仕事を地道に継続して、信用が付いている」から、おかしな所は紹介できない、ということね。そりゃそうだ。動物病院も同じですね。つうか、そう考えてほしいよね、選ぶ際には。

 で、その鍵屋さん、速効で来てくれた。きっちり交換してもらって、すごーくホッとする。これで、夜、いきなり締め出し、という心配をしなくて済む、もっと早くすれば良かった・・・・・。

 で、鍵交換。やっぱ、おカネがかかります。鍵屋さんに聞いた事例では、「締め出し」で一番大変かつ金がかかるのがオートロックのマンションなんだって。自宅の鍵+マンション入り口の鍵をぶっ壊して(確かに、マンションの鍵って解錠が難しい奴が多そう・・・・)で、付け替えて、場合によっては¥10万位かかってしまう可能性もあるとか。成程。ま、それからすると、大分お安くできました。良かった良かった! 
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昨日

2010年06月07日 | 仕事
書いた事について、少し、解説を加えてみたいと思う。たまにはマジメに。

 今の小動物臨床界の様相は、まるで「リフォーム詐欺」だよ。ちょっとした事に殊更に騒ぎ立てて、飼い主を散々脅かして、薬漬けにする、あるいは手術をやっちまう。そうやって、何も知らない飼い主から金を搾り取るわけだ。で、その結果についてはほっかむり。一方、本当にマズイ症例に対しては全くもって診断ができない、治療方針一つ立てられない、で、最近増殖しているいわゆる「専門病院」か、大学に紹介する、という形で診療を投げ出す。楽な商売ですわね。無責任の極みだが、こういう病院に限って、やたら人を雇ってたり、やたら機械を置いてみたり、で、「地域の立派病院」面して幅を利かせている事が多いから、始末が悪い。

 でね、ここ、重要ポイントなんですけど、「~~科」ってありますね、よく専門病院と称している動物病院で掲げてたり、地域にある規模のでかそうな動物病院に掲げられてたりするわけなんだけど。
 人医では確かに専門医認定制度があるわけなんだけど、獣医領域では、それらしきものがなんとかあるのが、せいぜい歯科くらい、他は、ほぼ「自称」なんですよ。つまりまあ、あてにならんのさ。「自称」なんだから、どういう風に名乗ったっていいわけよ。けど、近くの動物病院かどこかで振り回された飼い主は、「こういうとこならきちんと診療してくれるかも」と期待して、わざわざ予約をとって通うのだよね。これも、もう、ほとんど詐欺だよな。

 講演会で紹介されたケースのうち、あっしが我慢して聞いたのは最初の1例だけなんだけど、それはもう、典型的な「動物病院に誤診されまくり、振り回されまくり」という感じなんだよ。従って、飼い主も犬も大混乱に陥っている。じゃ、それを診察した講演者が(その人が主治医ってことなんでしょうね、きっと)その混乱を整理できているかというと、できていない。結果としては(まだ、結果とは思えないけど)オーライに近くなってるから、ケースとして出してきたんだろうけどね。こっちからすると「あんた、何も解決できてないよ」なんだ。
 何を解決できてないか?飼い主の不安感とか、イライラとか、どこか納得できない感じ、とかだね。飼い主の方は、基本的には「安心して楽しく飼いたい」はずなんだ。わざわざ心配したり、不安になったり、したくて動物を飼う奴なんかおらんでしょうが。その本当に根本的な問題にタッチできていないから、腹が立つんだよ。

 講演者は、そこら辺を「精神的な問題」と言っていた。その精神的な問題とやらを作成したのは、他ならぬ我々獣医なんだぞ!!それを、あたかも犬に問題があるかのように(だから、犬用の精神安定剤なんぞを処方してやがる)、あるいは飼い主に問題があるかのように語る、おまえは問題の本質が全然見えてないじゃないか。

 結局、こういう人って、「専門医」のつもりだろうから、他の分野について、付け焼刃の知識程度しかお持ちでないんだろうな。しかし、どんな問題も、一匹の動物の体に起きている事だ、お互いにすんごく関連しあってるの。そこんとこをきちんと見極める、総合診療の能力が欠如しているんじゃ、ただの専門バカだぞ。人医で、今、そういうのを改善しようってやり始めているのにさ。ホントに情けない。

 講演者は、地域の一般病院と専門病院が連携して、みたいな事を言いたい風だったんだけど(最後まで聞いてたら、多分そういう話をブチ上げてたでしょうな)「無責任の連携」じゃあ、お話にならんのよ。自分のところで抱え込む事が良い、とは思わない。しかし、治そうと思って本気で取り組む、その根性や熱意がなければ、医療なんぞ成り立たない。もう、それ以前で放り出す、または、そういうのを引き受けて金儲けするのはやめてくれ。飼い主が、いや、動物がつらいだけだろ、そんなん。そんな事やってると、いつか、こっちに還ってくるぞ、でも、そのとばっちりを食うのはゴメンですよ。こっちはマジメにやってるんだから。

 そうそう、そういや、最近なんだか、やけに流行っている「犬の問題行動」なんだけど、それって、ほとんど勝手に作成されてこじつけられてるものだ。言ってみれば、どんな行動でも「それ、気に食わない」とやられちゃえば、「問題行動」ってわけだ。言い返せない動物の身になってみろ。こんなのまで、獣医が助長している。ふざけた話だ。

 同じ事、人間の子供では、例えば「不登校」がありますね。どーして、学校に通わなくちゃならんのだ?本当に通ってほしければ、心から納得のいく説明をしてみなさいな。「大きくなったら困る」なんてゼ~~~ンゼン説明になってませんよ。 
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