少子化
っていうの、これも自分の世代頃から始まった「問題?」で。面白いと思うのは、こういわれ始めて、既に30年以上経過、政府の施策ってなにがありましたっけ?もあるけど、原因一つ見つけられていない、ってどういう事なんでしょう?
これについて、最近ようやく、こういう事か、と思い始めているのは。
少子化のアンケートを取ると、結局「金がなくてビンボーだから結婚できない、ましてや子供どころじゃない」というような回答が多数。これ、多分間違い、というか、これが一番当たり障りのない回答になるからじゃないかしらね。
むしろ、こういう事じゃないかと思うのは。マトモな家庭モデルというのが、戦後、特に高度経済成長って時期(つまり、我々50代頃がガキの頃)にほぼ絶滅しちゃった、というのがあるんじゃないかな。当時から今に至るまで決まりきった特に会社での価値観というのが「家族を顧みずせっせと働くのが甲斐性って奴でございます」というので、家族なんぞよりか、会社を10倍重視しろ、というのが常識だったわけじゃん。「家族サービス」といういや~~~~な言葉もこの頃から出てきたでしょ。家庭のこまごました家事は下らない低級な仕事、みたいな見下した価値観も。
このせいで、「家族」という人間関係をつくる事ができなくなっちゃったんだよね。単身赴任が、それに拍車をかける。会社・企業が家族をぶっ壊しちゃったってことね。まともなロールモデルがない、だけじゃなくて、家族だの家庭だのが、「のんびり機嫌よく過ごせる楽しい場所」じゃなくなっちゃったってこと。「2回お座敷に呼ばれるようなもん」と誰かが言ってたような気がするんだけども、要は、会社でも、家庭でもなんか演技する、役割を演じている、ような感じか。男性に多そうですけど。
だから、どうやって家族なる生活単位をつくって運営すればいいのか分からない。会社は家族の邪魔ばっかりするでしょ、相変わらず。それで子供なんか、無茶ぶりだよなあ~~。
仕事にそんな大きな価値なんかないと思うんだけどさ、日本人はクソ真面目だから。
でも、これをアンケートの回答に書ける人はいないと思う。単身所帯がどんどこ増えているのは、しかし結局、もう他人と暮らすのがしんどい、いやだ、という人が増え続けてる結果じゃないかと。
一方、女性側は、オトコなんぞいらんけど、子供は欲しいかも、という人が増えてるような気がする。だから、結婚と子供を切り離さないと(親と子はともかく)子供は絶対に増えない。ここまで、男が全然当てにされてない、いらん、と思われてる。
孤独はイケマセン、って言われ始めてますけど、コミュニケーションのあり方にうんざりしている人にそれを言ったってなんも響かないと思うんですよ。ましてや子供なんて未完な生物を責任もって面倒見るってねえ。。。。。
思えば、集団生活は疲れる事ばかり。ガッコもそうだったし、家も。そういう刷り込みを子供の頃からやられてるんだもん、無理ですよ。単身世帯の激増と少子化は、こんな感じでリンクしてると思う。従って、ガッコをなくすくらいでないと(どんどん不登校者が増えてるしさ)なんも変わらないんじゃないですかね。
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