



12年前に夫の礼は失踪した、「真鶴」という言葉を日記に残して。京は、母親、一人娘の百と三人で暮らしを営む。不在の夫に思いをはせつつ新しい恋人と逢瀬を重ねている京は何かに惹かれるように、東京と真鶴の間を往還するのだった。京についてくる目に見えない女は何を伝えようとしているのか。遙かな視線の物語。

京は病んでいる
真鶴と日記に書いてあったのは、失踪のひと月ほど前の日付・・・真鶴へ行く。
その真鶴は暗くてどんよりしているて、目に見えない見えるものがついて来る不思議な話
気になってしょうがないから、ていねいに読んだ。でないとわからないから、なんで?どうして?・・・で、わかったかと言うと・・・わからない。
余韻だけが残って・・・
そんなわけなのに、こういうお話・・・好き。
子供が育っていくところがとても素敵。
巻末の解説を読んだら余計わからなくなった。
