



町を好きになることは、恋をすることに似ている。五感で綴る町の表情。あたたかく、せつなく、時に妖しく…奇才・東直子が切りとる25の町の“もうひとつの顔”






木霊
「ビルにみっしりの四角い箱に一人の人間」
ハチの巣も・・・
面影
女子高生がたむろす夕方のサイゼリヤ・・・さえずり屋
喃喃
あの町に行くための準備は、ペシャンコになって折り畳まれた浮輪を開いて、ビニールの匂いをかぎながら膨らませることからまず始まるのだった。
そうだわ、あの町ではないけれど、京成電車の中でやっていた、谷津遊園で降りるときはウエストにすっぽり浮き輪がはまっていた。もと海のあそこは今、住宅地。かろうじて干潟が残されているみたい。
風信
行った・・・三内丸遺跡に行ったし、あおもり犬にも会った。
寺山修司さんのことは思わなかった。この本を先に読んでいたら・・・
円熟
ニコライ堂と湯島聖堂に挟まれているので「聖橋」
行先
ぼったくり・・・って、笑えた。
水位
あのお話の病院はあそこだったんですか。
半年ばかり通った、あの場所。そう、空中庭園がある。飛び降り出来ないようになっている。
あー知ってる~・・・が出てくるとなんかうれしい。


