今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

兵庫の山にハナイグチを求めて・・・

2007-10-14 22:42:09 | Weblog

ハナイグチとシロヌメリイグチ

土曜日の結果から、結局、自宅周辺ではアミタケは複数の場所で発生を始めているが、クリフウセンタケ、サクラシメジなどの発生は部分的で、本格的な秋は来週以降という印象だった。今週はこれ以上、地元を廻ってもしょうがないなと思い、日曜はおとなしくしていようと思ったが、去年、挑戦して惨敗したハナイグチを思い出した。
去年のちょうどこの時期、M高原のカラマツ林を散策し、ハナイグチ、たったの2本に終わったのだった。今年の不安定な気候から、発生がいつになるのか皆目検討がつかなかったが、思い切って挑戦することにした。

高速道を使い、自宅から1時間ほどで目的地に到着。ここから30分程歩き、カラマツ林に辿りついた。朝9時というのに気温は低く、雨も降りそうな天気。カラマツ林に着くまでのスギ林、ミズナラ林ではミヤマタマゴタケ、スギヒラタケなどがちらほらと目に付くが、個体数は少なく嫌な予感がする。

   

写真を撮ろうとして気が付いたが、今日は三脚を忘れて来ていた。いつにも増してピンボケな写真となりそう・・・。

去年のたった2本の結果から、本当に出会えるのか不安だったが、最初のカラマツ林に入ったところでその心配は解消された。

   

発生している環境で傘の色が変わるのが面白い。この高原のカラマツ林は広大で効率良くハナイグチを探すには、どのようなところに発生しているのかを読み取らなければならない・・・・。そう思いながら、結構急な斜面を徘徊したが、ポツンポツンとした発生で、「労働は金である」という結論だった。強いて言うなら、所々にある細流の周辺に多い・・ということ。発生の初期のようで、極小の幼菌が多かった。

ハナイグチを探している間に白い大きなタマゴを多く見かけたが、どうやら、ミヤマタマゴタケのようだった。最近、多く発生しているようだ。

   

散発的な発生が多かったが、まとまって発生している箇所にも出会うことができた。



カラマツ林のイグチとしてはシロヌメリイグチも結構、発生していた。こちらは周辺の色と傘の色が似ていてなかなか見つけられなかった。

   

結局、随分沢山収穫することができたが。本格的な発生はこれからになるだろうと思われた。そのときには発生場所に拘らなくても楽に収穫できるのではないのかな。これも来週では遅すぎるだろう。


これが、今日の収穫。ほどほどで採るのは止めた。去年の仇を討ったようで良い気持ちだった。今週も2日連続の山歩きで月曜日は足腰立ちそうも無い、トホホである。
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13日土曜日の続き

2007-10-14 22:24:07 | Weblog
結局クリフウセンタケを確認できなかったので、これまで、確認している所を廻ってみた。やっと、淡河のS公園で数本見つけることができた。

クリフウセンタケ

クリフウセンタケには大きく分けて2種存在すると思っている。その内の大型の種類である。傘の径は10cmを越え、柄も太い。味もとても良いので、鍋には最適だ。
結局、土曜日の収穫は写真のきのことニンギョウタケ、アオロウジ、サクラシメジ、チチタケだった。


S公園の道端の野菊?と帰路の休耕田のコスモス畑。




きのこの秋は漸く始まったようです。但し、本番は来週からですね。
今週の周辺の様子は分かったので、日曜日は少し遠出をすることにしました。
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そろそろ、遅れ馳せながら秋の始まり

2007-10-14 00:46:31 | Weblog
今朝はめっきり寒くなり、つい少し前まで暑かったのが嘘のようだ。そろそろ、鍋に入れるような秋のきのこが出るだろうと、いつもの場所に向かう。そこは、200メートル四方程度のエリアながら、時期をずらしながら、クリフウセンタケ、アミタケ、ホンシメジ、ショウゲンジなどが沢山出る場所だ。

クリフウセンタケが最初に出るだろうと思い、いつもの場所をチェックするも全く出ていない。やはり、今年は遅い。出ないで終わるかもしれない。その代わり、ウラベニホテイシメジの幼菌を見つけた。


ウラベニホテイシメジ
これは、小さいので収穫せず。来週ではもう遅いだろうけど。

     
ウラベニホテイシメジ
コタマゴテングタケ ラベンデュラ?

チチタケが沢山出ていた。

チチタケ
これは、取り敢えず全部収穫。カゴがいっぱいになってしまった。

アミタケもオウギタケと一緒に出ていた。

これも収穫。カゴがいっぱいなのでコンビニ袋に入れる。これも袋が一杯。

この近くに住む友人に会い、隣の山に様子を見に行くことにした。山道を行き、適当なところで車を止めておく。
   
ダイダイイグチ
ヤマドリタケモドキ
さすがに、今頃ヤマドリタケモドキで出会うとは、あきれる。

   
ムラサキアブラシメジモドキ
サクラシメジ

秋のきのこは確実に出始めている。
   
ハナホウキタケ sp.
ヌメリイグチ

   
ニンギョウタケ
アオロウジ
両方とも地元で収穫するのは初めてである。特にアオロウジは珍菌だ。


オオコゲチャイグチ
巨大である。食べられないのが・・・。

続編はまた・・・。
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