ハナイグチとシロヌメリイグチ
土曜日の結果から、結局、自宅周辺ではアミタケは複数の場所で発生を始めているが、クリフウセンタケ、サクラシメジなどの発生は部分的で、本格的な秋は来週以降という印象だった。今週はこれ以上、地元を廻ってもしょうがないなと思い、日曜はおとなしくしていようと思ったが、去年、挑戦して惨敗したハナイグチを思い出した。
去年のちょうどこの時期、M高原のカラマツ林を散策し、ハナイグチ、たったの2本に終わったのだった。今年の不安定な気候から、発生がいつになるのか皆目検討がつかなかったが、思い切って挑戦することにした。
高速道を使い、自宅から1時間ほどで目的地に到着。ここから30分程歩き、カラマツ林に辿りついた。朝9時というのに気温は低く、雨も降りそうな天気。カラマツ林に着くまでのスギ林、ミズナラ林ではミヤマタマゴタケ、スギヒラタケなどがちらほらと目に付くが、個体数は少なく嫌な予感がする。
写真を撮ろうとして気が付いたが、今日は三脚を忘れて来ていた。いつにも増してピンボケな写真となりそう・・・。
去年のたった2本の結果から、本当に出会えるのか不安だったが、最初のカラマツ林に入ったところでその心配は解消された。
発生している環境で傘の色が変わるのが面白い。この高原のカラマツ林は広大で効率良くハナイグチを探すには、どのようなところに発生しているのかを読み取らなければならない・・・・。そう思いながら、結構急な斜面を徘徊したが、ポツンポツンとした発生で、「労働は金である」という結論だった。強いて言うなら、所々にある細流の周辺に多い・・ということ。発生の初期のようで、極小の幼菌が多かった。
ハナイグチを探している間に白い大きなタマゴを多く見かけたが、どうやら、ミヤマタマゴタケのようだった。最近、多く発生しているようだ。
散発的な発生が多かったが、まとまって発生している箇所にも出会うことができた。
カラマツ林のイグチとしてはシロヌメリイグチも結構、発生していた。こちらは周辺の色と傘の色が似ていてなかなか見つけられなかった。
結局、随分沢山収穫することができたが。本格的な発生はこれからになるだろうと思われた。そのときには発生場所に拘らなくても楽に収穫できるのではないのかな。これも来週では遅すぎるだろう。
これが、今日の収穫。ほどほどで採るのは止めた。去年の仇を討ったようで良い気持ちだった。今週も2日連続の山歩きで月曜日は足腰立ちそうも無い、トホホである。