今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

やっと秋本番  10月20日 その2

2007-10-21 21:18:32 | Weblog
兵庫県宍粟の国見山では、昨日マツタケが出始めたと連絡があった。関西では遅れに遅れてやっとの発生だ。そんな訳でS公園でも出ているかもしれないと、赤松林を調べた。マツタケ、ひょっとしたらホンシメジが出ているかもしれないと思ったが、出会ったのはクリフウセンだった。日当たりの良い松林に僅かに顔を見せているところを見つけ、あたりの落ち葉を丁寧に除くと、クリフウセンがゾロゾロと顔を出した。


クリフウセンタケ

   

じっくり探して随分な収穫になった。

赤松林を出て、コナラを中心とした薄暗い林を進むと遠くに白い塊が地面にあるのが見えた。近づいてみると白いホウキタケだった。


ホウキタケ

白いホウキタケには可食、不食の報告がある。白いホウキタケ自体に複数の種類があるのだろう。白いものに限らず、ホウキタケには毒があると聞いたけれど食べても何とも無かったという話を良く聞く。試しに少し食べてみようと思い、収穫した。

その近くに、薄紫色の幼菌が顔を出していた。フウセンタケの仲間の様だが、何だったろうと考えてしまった。考えながら周りを見ると、2本、3本と出ている。

   

蕾のものや、かなり傘の開いたものもある。良く見ると、今日も朝から随分みてきたショウゲンジにそっくりだ。


ショウゲンジ

これまで、わずかに紫がかったものには出会ったことはあったが、これほどはっきり全体が紫~青紫色の、しかもその辺りに出ているもの全部が同じ色あいのものに出会ったことは無かった。

   
サクラシメジ(左)
クギタケ(右)

サクラシメジもきれいな姿を見せていた。クリフウセン、ショウゲンジ、サクラシメジが出たら、いよいよ秋本番だ。今年は秋が遅かった分、いろいろなものが一気に出始めたようだ。なんと、数は少なかったがシモコシまで出ていた・・・。

一方では、キンチャヤマイグチがまだ出ている。丁度食べ頃のものが出ていた。


キンチャヤマイグチ

毒きのこもついでに・・。

   
イボテングタケ(左)
アセタケの仲間(右)

アセタケは傘径5cmもある大型で根元はカブラアセタケの特徴を持っている。こんなに大きかったっけ?
テングの仲間ではコタマゴテングタケ、コトヒラシロテングタケなどが多く見られた。

   
コウヤボウキ(左)
ノコンギク(右)

今日は、随分と沢山きのこを採ったが、帰ってからのきのこの掃除が大変だった。採りすぎも考え物だ。


収穫(クリフウセンだけを集めた)


不思議なショウゲンジ

とても食べきれないので、黒豆の枝豆と一緒に東京の姉と赤穂のいとこの家に送ることを思いついた!
明日はマツタケを探しに行くことになっている。ああ,疲れた。



コメント (6)
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