一面の・・・・・
今年の春は特別なことが多い。冬が寒かったから・・・・、雪が沢山積もったから・・・・、理由は分からない。庭のサクランボの木は例年の倍ほどの沢山の実を付けていて、それでも実を落とさずに殆どが育っている。そろそろ、ネットをしないと熟したとたんに百舌に食べられてしまう・・・・・。
そう思いながら、サクランボの木を眺めていると、どこからか、「今日もきのこさん?」・・・・、そう呼ばれた。振り返って見ると、見覚えのない方が門の所に立っていた。何でも、いつも見てくれているとか。どうも、この辺りに住んでいそうなので、近くに来たついでに探しに来られたらしい。以前にきのこの観察会でご一緒したことがあるらしい。そういえば・・・・・。
楽しいようで、ちょっと驚いた朝だった。
この日は、予定を組んでいたわけではないけれど、明日、予定している氷ノ山登山が雨で中止の可能性大なので、雪彦山に花を探しに行こうかと考えていた。それも、所用がこなし切れず断念。午後からビールを買出しに車を走らせた。
春たけなわ。車窓から見える景色を見て思いついた。一面の・・・・、春。そんな絵を切り撮ろう・・・・。
自宅近所の田圃では、レンゲソウを咲かせているところが結構ある。
もう、圧倒されるばかり・・・・
そして、最近やたらと殖えているこれ・・・・
西洋カラシナ。ちょっと、澄んだ黄色で大量に咲いていると綺麗だし、この匂い・・・、嗅いでいると落ち着いてくるような・・・。
次は・・・・・
一面の緑。近くの牧場の草原。牛の餌にするのだと思う。何を植えてあるのかと思ったら、ギシギシだ。子供の頃、この葉っぱを採ってきて、小学校のウサギにあげていたなぁ・・・・
その次は黄色でも、色相いがちょっと違う・・・・・
菜の花。これは植えられたものだ。一面の黄色って、見ていると心が穏やかになっていくような気がする。
田圃跡に種が一面に撒かれたんだろう・・・・、畦にはホトケノザ。
そして、菫草。
これが、最後。春の色。
萌黄色。
里山はコナラが芽を吹き、一面の萌黄色。