霊仙山の後、実は五色の滝に行くことにしていたのだが、思いのほか、時間を使ってしまった・・・・。霊仙山の登山口を出たのが午後の3時30分、五色の滝への登り口に着いたのはその1時間後・・・・・
去年は訪れるのが遅くて、イカリソウの花のあととシロカネソウの咲き残りを見つけただけだった。去年の記憶からすると今くらいが丁度いいのではと思って、予定に入れていた・・・・・、そして去年と同じように登り口に咲いているミツバツチグリを見ながら谷に入ってゆく。
直ぐにイカリソウの花が目に入ってくる。
実はイカリソウは、もう花を散らせているだろうと思っていたのだ。でも、それがまだ、沢山咲いているということは・・・・・、奥伊吹の春は、今年は相当遅れているということなのだろう。
イチリンソウ
ゼンマイ
滝へ向かう道はかなり荒れていて、倒木が道を塞いでいたり、崖崩れで道が無くなっていたり・・・・
何とか前進して・・・・
道を横切る川・・・・、渡るのに一苦労。
道はやがて川に沿って続くようになり・・・・
イカリソウ
この辺りにシロカネソウが咲いていたはずだけど・・・・と、探すが見当たらない。やっぱり、今年は遅れているのかと諦めかけた頃にようやく一輪だけ咲いているのを見つけた。
そして、、蕾が幾つか・・・・
何とかお目にかかれて良かった。もう5時を過ぎている。来た道を戻るか、進むか迷った。去年の記憶では、先に進んだところに分岐があって、斜面を登ると車道に出られるはず。でも、ここまでの道も分岐が幾つかあり、去年と同じルートを進んでいるかも不確かだ。
覚悟を決めて前に進むことにした。やがて・・・・
見覚えのある大滝の前に出た。滝の手前で川を渡り、斜面を登る。
途中の道にはチゴユリが咲いている。
斜面を登りきり、車道に出てほっとした。もう6時を過ぎている。ここで道に迷ったら、野宿を覚悟しなければならないところだった・・・。
車に戻る途中の道の脇に白い花をつけた木が立っていた。
マルバアオダモ
そういえば、去年見かけたタチシオデや地味なコケイランなどにはお目に掛かれなかった。やはり、この場所は雪が深かったのだろう。春が遅れている。
月が出ている。山の斜面は夕陽を浴びて色づき始めている。
その後、ダム?の前を過ぎ、車に戻り帰宅。
なんとか、一日の予定をクリアできたかな。