
今回の広島行きの目的・・・・、あの谷を下って歩いてみたい、この時期に。。とは言っても、夕方、5時に到着して、飲みにいって翌朝、行ってきます・・・というわけにもいかない。庭に出て花などを見てまわる。


このチューリップは僕が植えた奴だ。


チューリップは春らしくていいな。
このところ、庭は山野草風にしていて華やかさがないから、来年はちょっとイメチェンするかな・・・・。
11時頃まで話をしてから・・・・、出発。
これから、谷を下る。2週間前に来たときは雪が降っていた。きのうも雪だっただろうな・・・・。
下り始め、暫くは緩やかな傾斜だ。薄暗い杉林の下を通り過ぎ、広葉樹下の傾斜のきつくなった道?を下る。
おっと・・・

秘密の谷の入り口には門番がいた。挨拶をして・・・・
そのまま、下って行くと道の脇にポツポツとケスハマソウが咲いている。



道の脇の小高い岡の下に綺麗な桃色の花が咲いていた。

これは・・・、と思って岡の周りを歩いてみるが、下る斜面は急で降りることはできず・・・・、道に戻る。
そのまま、高度を下げて行く。




2週前の予感は確かだったようだな。
ケスハマソウのちょうど良い時期に来れたようだ。そのまま、降りてゆくと道から少し離れた斜面に咲いている花を見つけた。写真を撮りに道を外れた。


淡いピンク色の花。
その奥には・・・・


濃いピンク色・・・・。これは自宅周辺では見たことのない色あいだ。
花に導かれて、道を外れて斜面を進んで行くと・・・・、少し離れた陽の当たる斜面に見つけた・・・・


ここは急な斜面で、いわゆるガレ場。歩くと足場が崩れてゆく。日当たりが良くてカタクリも咲いている。



花につられて急斜面を降りて行くのだが、足場は悪くてつかまる木もほとんどない。


驚いたことにこの斜面のケスハマソウは白花もあるが、半分はピンク色の花だ。
M谷には無数のケスハマソウが咲くけれど、白花ばかり。ここは別世界だ。






斜面が急なのは何とかなるのだが、この斜面の先がどうなっているのかが分からない・・・・。最後に川に落ち込む絶壁になっているのかもしれない。ずっと下に河原が白く見えてはいるのだが・・・・・
降りていってみようか・・・・、桃色のケスハマソウも十分見たから戻ることにするか・・・・。一人、考えていた。実際のところ、斜面も下るのは植物にダメージを与える可能性が高いのだ。斜面にはケスハマソウ、カタクリの他にキツネノカミソリも芽吹いている。斜面をまた登るのさえも、足場が崩れやすくて難しい。
考えた末、斜面を平行に来た方向に移動することにした。ガレ場の脇は岩場になっているので、それを越えなければならない。
何とか、難所を越えて道に戻ることができた。


道に戻り、またひたすら降りてゆく。

やがて、傾斜は緩くなり谷底に到着。谷底にもケスハマソウは咲いている。
汗をびっしょり、かいてしまった・・・・。腹も減った・・・・。

実家から持ってきたお湯を使ってラーメンを造る。
それにしても、だれもいない谷。2週間前も誰にも会わなかったな・・・・。ラーメンを食べた。辺りには川の流れる音だけ・・・・。

しばらく、ボーっとしていた。