ヒメウズ
さて、今は午後の3時半。どうしようか。もう一ヶ所、ホソバナコバイモの自生地の情報があるのだが、ナビで調べてみるとここから1時間程かかりそうだ。それから探しまわっていたのでは暗くなってしまう。この辺りで新しい場所を探してみることにした。
今まで観察したミノコバイモやホソバナコバイモの自生地の特徴を考えながら、川沿いの道を上流へと車を走らせた。しばらく走った先の開けた斜面に目を付けた。車から降りてその場所を目指して歩いて行った。
まあ、こんなことをしても簡単にホソバナコバイモに出会えるわけがないと思いつつ、でも咲いているような気がして・・・・
歩きながら、ふと脇の斜面を見ると咲いていた、ホソバナコバイモ。
ウソだろ?と思って、周りを見ると・・・・
咲いてる、咲いてる。。
そこら中、ホソバナコバイモ。
さらに視線を上げると・・・・
あ・・・・
あぁ?
あ、あ、あぁ・・・・
唖然、茫然。。。
ホソバナコバイモが斜面の上の方まで一面に咲いていた。そして、こんな斜面が50mほど続いていたのだ。
斜面の真中辺りを拡大してみよう。
太い木の根元辺り
どこまでホソバナコバイモは続いているのか分らないが、千株ではないだろう。数千株?
行きあたりばったりで、こんな群生地に行き当たるとは信じられなかった。
ホソバナコバイモを踏みつけないように気を配りながら、少し斜面を登ってみると、白い花が咲いていた。
これはコンロンソウの仲間のようだが・・・・、オオマルバコンロンソウのように見える。岡山県には自生していることにはなっているが、ありふれた花ではない筈だ。
さらに移動すると・・・・
この斜面には面白いものが沢山あるようだ。もっと調べてみたいとは思ったが、母の家に行かなければならない。そして、その前に晩飯の食材を買って行かなければ・・・・。
斜面を下り、しばらく歩いて車に戻り、福山市へ向かった。