友人から、そろそろキバナサバノオの様子を観にいかないか、と誘いがあった。去年のカレンダーを確認してみると、ちょっと早いような気がする。でも、翌週は福山に行って何としても、年金手続きを済ませたいと思っていた。それで、今週を第1候補、予備日を翌週の19日にしておいた。
友人はこの所、土曜も自由になるらしく、天気の良い土曜日に偵察決行となった。県北方面は地理的に友人が迎えに来て、そのまま運転してくれる。朝、8時頃に友人の車は到着し、荷物を放り込み、出発した。途中、コンビニに寄って、朝のコーヒーとか朝飯を買い、おまけに昼飯のおにぎりなどを調達。
験を担いで、去年も生きがけに寄った場所の様子を見た。
イカリソウ
ヒメウズ
去年と同じようにイカリソウやヒメウズが沢山咲いていた。
他にはヤマエンゴサク、イチリンソウなど。。。これなら、キバナサバノオも咲いているのかもしれない・・・、と思った。
それからしばらく北上を続け、山間部に入って行く。山の桜も散り始めているが、新緑が目に染みる。春っていいなぁ。いつもの沢沿いの空き地に車を停めて支度をする。この山は蛭が多いので油断はできないのだ。季節が早いのでまだ活発ではないだろうが、メントールのスプレーを足許に吹き付けて出発だ。
途中の岩場にスミレが付いていた。
コタチツボスミレだろうか・・・
それから、杉林の下の薄暗い山道を登った。今年もヒトリシズカが咲き始めている・・・・
そこからしばらく登った辺りにキバナサバノオが咲いていたのだが・・・・
なかなか見つからなかったが、ようやく。。。でも、小さな蕾が付いているだけ。でも、水滴を葉の先に蓄えて、どんどん生長している様子だ。まだ、早いのか????
大きな蕾
そして・・・・
キバナサバノオ
やっぱ、咲いてた。
この場所は本命の場所のパイロットに過ぎないのだ。さらに上に登って行く。明るい場所にはすみれ。
コタチツボスミレ?
また、日陰の沢沿いに・・・・
ミヤマカタバミ
シロバナネコノメソウ
タチメコノメソウ
コチャメルソウ
それからさらにしばらく登り、谷の底を覗きこんだ。友人が叫んでいる。「咲いてる、咲いてる。早くはなかったんだ」。それから2人ともカメラをザックに仕舞って両手を空け、僕は手袋を付けた。谷へ降りる。
今年も会えた、キバナサバノオ。去年と同じ、大群生だ。
花は咲き始めて間もないようだが、決して早すぎはしない。7分咲きくらいだろうか。
この谷の底で、ビールを飲んだ。飲みながらサンドイッチを食べた。岸壁の花を眺めた・・・・
飲み終わってから、また撮る。
そろそろ、上に攀じ登ろうかと思って見上げる。
つづく。