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これから書こうと思っているのは昨年の秋にブログを続ける気力が萎えた幾つかの出来事のとどめの事件についてである。
・・・なんて書くと大袈裟だな。
この日は朝6時半の高速バスに乗るために車でインターチェンジまで来て駐車場に車を停めた。家を出た時はまだ薄暗かったけれど、
車を降りた時には辺りが明るくなり、もう直ぐ日が顔をだす気配。冷え込んだ朝で、朝焼けの陽がさした畑からは靄が出ていた。
今日は大阪の阿倍野ハルカスまで行き、健康診断を受けなきゃならないのだ。
バス停で待つと間もなくバスがやって来た。そして乗り込んでから高速に走り出したところで陽が登った。
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バスはやがて新大阪に着き、地下鉄に乗り換え天王寺へ。改札を出てからエレベーターに乗り19階経由で21階につき、クリニックの受付を済ませた。
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係りの人が呼びに来るまで窓際のソファーに座って景色を眺めていた。
身長・体重測定から始まって、特に変わり映えのしない検査が続く。そして、胃カメラの検査になり・・・・、鼻の穴からカメラを入れるのだが、
なかなか入らない。いつも鼻の奥が狭くて苦労するのだが、今回の担当は男の医者で力づくで押し込まれた。局麻を入れていても痛い・・・・
胃カメラの検査では自分でもモニターが見えるようになっていて医者が画像を見ながらああだ、こうだと言うのが聞こえるし、質問すれば例年は
説明もしてくれるのだが・・・・、今回は違った。
仕方なくモニターを眺めていると明らかに普通じゃない画像が写った。どこが写っていたのかは分からない。医者はモニターに見入っている。
そして何度もカメラを撮っていた。そして、「あまりにおかしかったら、持って帰るから」と言った。きっとバイオプシー(組織をサンプリングすること)
で採った組織を病院まで持って帰るという意味なのだろうと思っていた。
カメラは胃を通り越して十二指腸の中まで覗いて、また組織の写真を撮りながら抜かれていった。案の定、胃カメラを抜く時に血が噴き出した。
3年前に脳梗塞で入院してからプラビックス(血小板凝集抑制剤)を念のために飲んでいるので、カメラを挿入した時に傷ついた粘膜から出血しても
そう簡単には止まらない。それだけ、薬が効いているということだから良いのだが、こんな時はとても不便。検査中に見た画像で気が動転していて
バイオプシーされたのかどうか分からなかった。結局、医師は最後にUSBに画像を取り込んでいた。
一通りの試験を終えてから、すぐに分かるデータについて説明を受けた。肝機能は去年と変わらずイマイチ。酒の飲みすぎだ。空腹時血糖は108で、
僅かに高め。耐糖能異常くらいの状態かな。体重、腹囲、血圧・・・・、メタボリックシンドローム予備軍。でも、胃カメラでの検査ではバイオプシーも
組織染色もされてはいなかった。大丈夫だったのかな・・・・
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検査を終えて着替え、19階に降りて景色を眺めた。梅田方面だろう、高層ビルが沢山見えていた。エスカレーターから階下をみると・・・・
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凄い人だ。葛飾北斎展をやっているのだ。どのくらいの待ち時間なのかなと思って降りてみるが・・・・
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どういう意味だろう。チケットを買うまでに70分、買ってからの待ち時間が70分ということだろうか。どちらにしても冗談じゃない。
健康診断の受付で貰った1000円の金券で昼飯を食べることにした。少々、消耗したのでガッツリと。
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また2時間ほどかけて帰宅。仕事場に寄ろうと思えた寄れたが疲れたのでそのまま家に帰ってしまった。検査の結果が戻ってくるまでには
3週間くらいかかるという話だったが、検査の時に見てしまった画像のことは不安だったが翌日から仕事をしている内に忘れていた。
しかし、その週の土曜日、自宅でゴロゴロしていると携帯に着信があることに気が付いた。その電話番号にはなんとなく記憶があったのだが、
思い出せなかった。念のため、折り返し電話を掛けてみると阿倍野ハルカスの診療所からだった。なるべく早く、再度来院して欲しいという医者からの
伝言を受け付けが連絡してきたのだった。当然、「何故行かなければならないのか?」と聞くのだが、「それは聞いていない」とのこと。
では、医者と話させてくれというのだが、「もう帰ったから分からない」ということだった。きっと、あの胃カメラの画像のことなのだろう。
不安なまま月曜日に出社して、また病院に電話をして医者と話をさせて欲しいと頼むのだが来院したら直接話すということ。これは、相当ヤバイ。ヤバイ。