今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

今年も無事、ベニバナヤマシャクヤクを見る      2019.06.16.(2)

2019-07-04 22:08:37 | 山、花、山野草






 尾根筋から北に急斜面を下った先にベニバナヤマシャクヤクのつぼみが見えた。ほっと安心する瞬間だ。
斜面には杉の枯れ葉が積もっていて乾いているように思ったが、このところの雨のせいだろう、足許が滑り出すと1mくらいずり落ちる。
遠目に見えていた蕾に近づいてみると・・・・










    

斜面を下って行く。


 毎年、最初の株から、こんなに下ったっけと思う。あれ、無くなっちゃったかな・・・・、と思った頃に






薄暗い杉林の中にベニバナヤマシャクヤクの群生があった。





















心配していた通り、開いている花はなかった。



 天気も悪いし、気温もそれほど上がらないから、今日は開くことはないのだろう。






白花のベニバナ・・






淡いピンクのベニバナ・・






ベニバナ・・










 ここのベニバナヤマシャクヤクは花色のバリエーションが不思議。













蕾は紅色




 早々に撮影には飽きてしまって遅い昼飯を食べながら、友人がベニバナヤマシャクヤクを撮っている姿を見ていた。







蛭にたかられるぞ!




 満足したところで荷物をまとめて下ってきた斜面を今度は登る。登る途中で見つけた・・・・






ハンショウヅルかな・・・・
雨が降り始めていた。




 
 何とか尾根に戻り、来た方角に戻って行く。そして、以前にイナモリソウが咲いていた場所を思い出して、少し先まで歩いた。






白花のベニバナ
僅かな時間だけ、陽が射してきたが直ぐに雲に陽は遮られてしまった。












イナモリソウ
尾根筋の馬酔木の木の下を覗くとイナモリソウが幾つも咲いていた。



 これで予定終了。尾根からもと来た沢筋をひたすら下って車に戻った。途中から雨が本降りになったが、
そのまま濡れながら歩き続けた。汗かきなので、レインウェアを着ても汗でびしょ濡れになる。雨に濡れながら歩いた方がマシなのだ。
 最後の崖を駆け下り、林道を歩いて車に戻った。着替える前に確認したいものがある。




    
クモキリソウ
水が沁み出す岩壁のクモキリソウ。





        
        ヤマアジサイ



 これで満足。雨の降る中、帰途についた。
 



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今年もそろそろ、ベニバナヤマシャクヤクの季節      2019.06.16.(1)

2019-07-04 08:09:39 | 山、花、山野草

マタタビ




 週末に友人に、そろそろだね、とメールをしておいた。友人も気になっていたのだろう、すぐに返信があり日曜に行くことになった。
土曜の夕方に酷い雨が降ったので咲き始めていた花があったとしたら花弁を落としたのではないかと心配ではあった。
それ以上に心配だったのは、きっと山の蛭が騒ぎ出しているだろうことだった。土曜の夜に友人にはスパッツを忘れないようにとメールした。

 日曜の朝9時に友人はやってきて、すぐに出発。雨は止んでいたが、高速を走っていると雨が時々、落ちてくる。

 高速を降り、北上して1時間ほど。林道に入りいつもの場所で車を停めた。靴を履き替え、スパッツをつけ、その上からメントール入りの
蛭除けをたっぷりとスプレーして歩き始めた。しばらくは崩れかけた林道を歩かなければならない。

 林道には年々、ジャケツイバラが枝を伸ばしてきていて、油断するとズボンの裾や上着にからみつく。花は綺麗なんだけどね・・・・。






マタタビが満開。ちょっと盛りを過ぎているかな。匂いがきつすぎて気持ち悪くなるくらい。



 少し林道を進むと、今まで気が付かなかったのだが・・・・、山側の斜面から垂れ下がっている木は・・・・




        














ムラサキシキブ?
花はまだつぼみだけれど、びっしりとついている。それにしても立派な株だ。





ホタルブクロ
これが咲き始めているというのは、ベニバナヤマシャクヤクがさきはじめているということ。




 道の山側の崖を攀じ登り、道のない急な斜面を登り始めた。何度、来てもこの斜面は辛い。年々、辛さが増す。這うようにして登る。
やせた尾根に出てさらに登り、とちゅうから暗い杉林の中を沢沿いに登った。

 蛭にとりつかれないようになるべく立ち止まらないようにとは思うのだが、急坂が続いて停まってしまう。





花の終わったヤマシャクヤク






マツカゼソウ
鹿の食害を受けない植物しか残っていない林だ。







この沢のヤマシャクヤクの花が終わっているというのもベニバナヤマシャクヤクの季節を外していないという目安だ。







少し上の斜面には咲き残っている株も見える。でも、そこまで脇にそれて登って行く余力がもうない。 







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