今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

いざ、奈落の底へ   谷底の希少植物      2019.07.07.(1)

2019-07-20 23:01:28 | 山、花、山野草
        





 母と飲んだ翌朝は友達と帝釈を歩くことにしていた。約束の時間に待ち合わせ、谷へ向かう。
前夜、谷へ降りると聞いていたが、詳しくは分からないので聞いてみると、これから仲間と落ちあって急斜面を200m程、ロープ伝いに降りて、
花を探すのだとか。嫌な予感。。。

 詳しく話すとビビッて来なくなるかと思って話さなかったんだとか。おいおい!まぁ、今から逃げはしないけどね。

 10時に約束の場所で落ち合う。去年、一緒にきのこを探した女性だ。挨拶をしてから説明を聞くと、ハーネスとか何とかいう道具が必要だとか。
貸してもらってザックに入れる。ヘルメットも有った方が良い・・・・。嘘だろ・・・

 いつもは歩かない道に入り、暗い杉林の中を進んだ先が崖になっていた。そこに女性の旦那さんが待っていた。
完全なロッカーだ。そこで余分な荷物を置き、身軽になってからロープ伝いに下る。












 ロープは3本くらい谷底へ降りているので、一本にカラビナを掛け、違うロープを持ってゆっくりと下る。ロープの継ぎ目や固定点では、
カラビナを付け替えなければならない。傾斜は90度とは言わないけれど、70度くらいはあるのかな。落ちたら終わり・・・。
目的地は谷底の川から10mくらい上の岩棚らしい。

 降りる途中で友達は珍しい植物を見つけたようで何やら騒いでいるが、こっちはそれに答える余裕がない。何とか岩棚の手前まで到着。
降りてきただけだというのに脚がガクガクだ。それとハーネスで強く腹が圧迫されていて苦しい。岩棚に目的のものはあるのか・・・・





        
        ヤハズハハコ












    

まだ、咲き始めだが確かに咲いていた。群生と言っても良いだろう。












        








石灰岩の岩壁にヤハズハハコは張り付いていた。





 少し余裕が出てきて、周囲を見廻すと何か見覚えのあるものが生えていた。





        






        
        ナガバノヤクシソウ
咲くのは8月だろうか。蕾は出来ているようだから、普通のヤクシソウよりは早く咲きそうだ。




        
        タイシャクカラマツ
残念ながら、花期は過ぎている。






 そして、戻るためにロープに取りつく前に見つけた見慣れない草。












ヤンバルツルマオ
帰宅後、友達が調べたところ、この草は屋久島から沖縄にしか分布していないことになっているらしい。
4年前に同じ場所を調査した人がいて報告しているらしいのだ。世の中には同じようなヤバイ人が居るもんだ。




        
マルバマンネングサ
これはこの時期の石灰岩地では良く見る。




 それからぞっとするような直登200m。150mかもしれないが、僕にはきつい登りだった。完全に一行のブレーキになってしまったけれど、
生きて帰れただけで良しとしなければ。ちょっと、体を鍛えないとここでは遊べない。




  
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庭 オニユリが咲き始め 思わぬ来訪者      2019.07.20.(1)

2019-07-20 11:12:49 | 

オニユリ



 また、しばらく休んでしまいました。今回もPCの設定不良などなどが原因か。スマホを新しくして写真を以前より多く、
撮るようになったからかな。スマホからの写真がPCのCドライブに転送されるのでCドライブがすぐ一杯になってしまう。
Dドライブに転送されるように設定し直した積りがどうも上手くいっていない様子。
 どうにもならないのでスマホからUSBで画像を取り出してPCに移したら読み取れず、何だ、HEICって?いつからか、iPhoneの画像は
JPEGじゃなくてHEICファイルで保存されるようになったのか。変換ソフトを入れて取り敢えずはPCで見れるようになった。
自動転送の時はJPEGで来ていたのになぁ・・・

 ところで庭でオニユリが咲き始めた。以前、親が持っていた長野の別荘のオニユリのムカゴを採ってきたが殖えたような気がするが、
正月用の百合根を植えたのが殖えたような気もする。両方かな。






ムカゴが落ちるので抜かない限り殖えまくる。それはそれで困ったことなのだ。






キキョウは紫に続いて、白花も咲いているのだが、写っていない。





オミナエシ
妻は抜いてしまえという。


 その気持ちは分かる。このまま放っておくと秋には山ほどの種を落として、これもどんどん殖える。嫌いじゃないけど、困る。
種を落とさないうちに切り取るのが良いのかも。それと、晩秋に枯れると茎がかなりの悪臭を放つ。やはり野に咲くのが良い花だ。




ノリウツギ
園芸種が2種植わっていて、その片方が咲き始めている。



 今年も二つのプランターにカリガネソウの種を100粒ほど蒔いたのだが、何故か発芽したのは1粒だけ。種をどこに置いたか忘れてしまい、
諦めていたのだが引き出しの中にあったらしい。でも保存場所が悪かったのだろう。

 そのプランターを毎日のように覗いて、芽が出てこないか見ていたのだが、蒔いた覚えの無いすみれや雑草の芽に混じって、
覚えのない大きな葉の芽がふたつ出てきた。一体、何だろうと思って花が咲くまで育ててみようと思っていたら、凄い勢いで大きくなって・・・・







やはり、こんな葉の植物は見たことないな・・・・



 今朝見ると、小さな花が咲いていた。ツユクサ?でも、ツユクサの葉はこんなじゃないはず。
















 そういえば、マルバツユクサとかいうの図鑑で見たことがあるような・・・・。家に入り、調べてみると矢張りあった。
随分と大きく育ててしまったけれど、正体が知れたので取り敢えず、切り取ることにしよう。根を掘り取ると、プランター
全体がグチャグチャになってしまいそうだ。

 このプランターにはカリガネソウが発芽しそうもないので、その後に今年咲いたダイセンオダマキの種を蒔いたのだが、
それもまだ発芽してこない。何か呪われたプランターという感じ。




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