
15時過ぎには石灰岩地を出て、帰路に着いた。国道を南へと下る途中、道の脇に見慣れない黄色い花が群生していたような気がした。
友達に、何か気になる花が沢山咲いていたから車を停めて欲しいと言う。
気になるものがあった時には迷わず、車を停めて確かめることになっている。そのタイミングを逃すと次に出会える可能性は格段に下がってしまうもの。
友達は車をUターンして、問題の場所まで戻ってくれた。

クサレダマ
クサレダマに出会ったのは、長野県の池の平温泉のいもり池周辺の湿地帯、そして六甲高山植物園くらいかな。見慣れない花と思ったのは、
こんな舗装道路の脇の側溝に咲くような花じゃないから? 思考がそこまで辿り着かなかったからなのだろう。


ナワシロイチゴ
なぜ、こんなところにクサレダマが咲いているのだろうと思って、周囲を見渡すと舗装道路から細い道が緩やかに登っていて、
その脇に水が流れているようだった。その道を登って行った先が平らになっていて・・・・

オカトラノオ

クサレダマ

クサレダマの若い株が沢山、生えていた。
そして、さらに少し登ったところに小さな湿地があって・・・・、ノハナショウブの間から見えているのは・・・・

カキラン

どうやら、舗装道路の脇に咲いていたクサレダマは、奥の湿地周辺に生えていた株から種で殖えたものだったらしい。
帰り道の思わぬ発見だった。