今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

3連休初日 秋は来たか?

2007-10-08 00:46:06 | Weblog
連休初日の記録をこれから書きます。どうも、遅れ勝ち・・・。
そろそろ、秋のきのこが出だすだろうと、近場を1日かけてチェックした。結論から言うと、夏のイグチ類は先週と較べて随分少なくなったが、秋のものもまだのようだった。この時期、やたら白い物がはやる時期でもある。


ササクレシロオニタケ Amanita cokeri f.roseotincta


タマシロオニタケ Amanita abrupta Peck


シロオニタケ Amanita virgineoides Bas


トキイロラッパタケ(白色系)Cantharellus infundibuliformis(Scop.)Fr.
ウスムラサキフウセンタケ? Cortinarius Subalboviolaceus Hongo.

ムラサキアブラシメジモドキかと思い、食べたら苦かった。名前に自信なし・・。


Tylopilus Alkalixanthus
キンチャヤマイグチ Leccinum versipelle(Fr.)Snell


マツオウジ Lentinus sp.

やはり、秋のキノコが出だすまでもう少し待たなければなりませんね。


ミゾソバ
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日曜日のおまけ

2007-10-03 23:04:08 | Weblog
京都御所の記録が間に入ったので後半が遅くなりました。
たいした報告がないのですが、S公園のあとに社の杜公園に寄りましたので、その報告と今週の不明菌を挙げておきたいと思います。


クチベニタケ
コロコロとしたきのこ、今年は良く見かけるのですが・・・。これまで、そんなに見たことはなかったのに。


マツオウジ
まだ、出ている・・・。


カワラタケ
このタイプはクロクモタケあるいはクモタケと言うらしい。

さて、不明菌


まずは、ヤマイグチ属
Mさんにイロガワリヤマイグチではないかと指摘頂いた。見る限りソックリ。足もともオレンジ色に変色している。だけど、キノコ断面の変色性を見ていなかったので確認できなかった・・・。


これは何?


これも分からない?
朽ち果てた松に発生していた。

どなたか教えてください。これかなっ?というご意見も大歓迎です。
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京都御所

2007-10-02 22:48:38 | Weblog
京都へ仕事で行ったついでに久し振りに京都御所へ寄った。すっかり秋の空になったが、日中は暑い日だった。


前回、ここに来たときは去年の7月できれいなタマゴタケ、チャタマゴタケが出ていたっけ・・。今年はいつまでも暑いのでひょっとしたらまだ、タマゴタケが出ているかと思ったけれど、そうは行かなかった。あまり雨が降っていないのか、きのこの出は悪かった。一番目に付いたのが、ナラタケモドキ。いろいろな場所で沢山発生していた。

ナラタケモドキ Armillariella tabescens (Scop.)Sing.
コウジタケ Bletus fraternus Peck
           

それと、いたるところに大きなツチカブリが出ている。

ツチカブリ lactarius piperatus (Scop.:Fr.) S.F.Gray

ツルタケも御所というとなんとなく気品があるような、ないような。

ツルタケ Amanita vaginata (Bull.:Fr.) Vitt. var. vaginata


キヒダタケ
チチアワタケ

まあ、要するに珍しいものはありませんでした。
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今年新種記載のウラベニヤマイグチ採取

2007-10-01 22:21:45 | Weblog
少し目立つタイトルにしてみました・・・。
30日の日曜日はきのこの会の鍋の日。例年なら秋のきのこが出始め、良いだしのでたおいしい鍋が食べられるのですが・・・今年は、ヌメリコウジタケ、キイロイグチ、ベニイグチなど、おいしいとは言いがたいものしかなく、個人的にはさっぱり意気があがりませんでした。
それはそうと、去年、S公園で採取したウラベニヤマイグチに今年も会えるかもしれないと、楽しみにして臨んだ日曜日でした。去年の9月初めのまだまだ暑い頃、ここで見たことの無いきれいなイグチに出会い、同じようにこのイグチの存在に気付いたKさんの調査の結果、近々に新種発表されるウラベニヤマイグチであることが分かりました。なんとそれまでそのイグチは沖縄でしか採取された記録がなかったのです。

ウラベニヤマイグチ Leccinum rhodoporosum Har. Takah.

朝、一番に公園に入り、去年採取したエリアを探します。生憎の雨で、傘を差しながらの作業ですが、開始して5分もたたずに最初の発見がありました。

ウラベニヤマイグチ Leccinum rhodoporosum Har. Takah.

さらに、幼菌が・・・。


全部で6個体が採取でき、去年から較べれば、3週間ほど時期が遅れているようですが、今年も多くの発生があるようでした。


ウラベニヤマイグチが沖縄と兵庫県だけに発生しているとは考えがたく、今後、多くの発生が報告されるのではないかと思います。今回の個体は大阪市内の博物館と筑波の博物館に送りました。

さて、その他には、またかよ~の

シロオニタケ Amanita virgineoides Bas

さらに、これからまだ出るのかよ~の

アカヤマドリ(幼菌) Lessinum extremiorientale(L.Vassilieva)Sing.

最後に、少し珍しいものを・・



シロヤマドリタケ(仮称)北陸のきのこ図鑑

北陸のきのこ図鑑には「おいしい」とありますがイグチの大家Mさんは「やばいよ」と申しております。もう一人の師匠のHさんは最近、件のイグチは発生範囲を拡大中とのことです。

ということで、日曜日の報告の前半を終了します。白いものばかり見た後に自宅庭の植物を・・・。


明日、京都出張が入ったので、チャンスがあれば御所のきのこを見てきたいと思います。
コメント (4)
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