マイナー

大辞林 第三版の解説
マイナー【minor】
（ 形動 ）
①規模や重要度が小さいさま。
②あまり知られていないさま。有名ではないさま。 「 －な作家」
③マイナー-リーグの略。
（ 名 ）
短調。短音階。短旋法。 ↔ メジャー 「 B －」

「マイナー」と言った場合、私が思うに全体の５％程度の少数派のことかと思う。

一方、イノベーター理論でいう、
イノベーター（Innovators：革新者）は、全体の2.5％を構成
アーリーアダプター（Early Adopters：初期採用者）は、全体の13.5％を構成
で、少し違うような気がする。
もっとも、イノベーターという意味とは離れて全体の2.5％の存在は社会への影響として看過できない兆候だとは思う。
単なる流行なら、そうなんだ、で済ませられるが、病気の広がりとか、生活保護の増加とか、生老病死
に関わることだとこの時点で抜本的な政策的な対策は必定だろう。

世の中に溢れる情報なりニュースは、マイナーに属することが主流に思う。
感性が乏しく、判断能力が低いと、それが世の中一般のことだと判断してしまいそうだ。
つまり、犬が人を噛んでもニュースにならないが（実はなっているが）、
人が犬を噛むとニュースになる類だ。

マスコミの報じるニュースは、ことほど左様に、主として稀有な出来事を扱っていると思った方がいいように思う。
凡人は、そういう視点で外界の諸事象を判断したい。

５％という数値は、日本では約500万人に相当する。
数字から見るとマイナーというより大きな集団だ。
これだけの人数なら、世の中に与える影響は大きい。
一致して声を挙げればそのような存在を社会に対して認知させることも可能だろう。
政治で考えて見れば、その半分（2.5％）でもマイナーな存在を社会的に認知させるべく国政選挙に立てば数人は国会に送り込める規模だ。
ただ、マイナーなそのことを認知させるためだけに選挙権を行使するわけではないので机上の計算に過ぎない。
マイナーを認じていてもほかの面ではメジャーに属していることは容易に想像がつく。

話が取り留めもない方向に向かっているようだ。

要は、報道、ニュースを含めその中に溢れる情報は、一般的でない内容が多い。
早目の情報入手で利害損得を判断するには有用かも知れぬが、そうでなければヘッドラインを一覧するだけでも十分なのではないかと思うわけだ。

何だか、日々の新聞を数分で見終える私の言い訳じみた内容になった。