顔なじみになると

ささやかなことだが。

私はタバコを嗜む。もう３０年以上にもなる。
この習慣をニコチン・シンドロームといいある意味、病気らしい。
ここのところ富に嫌われており病人の居場所が限定されてきた。
特に病気発症時は、毛嫌いされ避けられ迷惑がられる。
しかも法定伝染病のように健康増進法とやらの法律でこの病気に
対して公衆の面前での病気発症を避けるようにと指示されるように
なった。
病気なんだから、という甘えは、この病気に限って許されない。
まぁ、言いたい事は山ほどあるけど、所詮、現在の社会では
顰蹙を買うだけなので控えたい。

さて、この病気を増進させるためか、それとも本人の癒しを
図るためか、堂々と販売されている。
病気を増進させるようなものなら、元を断つべきだと思うが
そのような気配は全くない。不思議なものである。
事ほどさように、世の中理不尽がまかり通りながら、成り立って
いるものなのである。
いろいろの病気はあろうが、この病気に関してある程度放任して
置いたほうが何かと好都合との判断が働いているのだろう。

くどいようだが私はタバコを吸う。一日一箱程度である。
前は二箱くらい吸っていたが、やはり、健康を意識してか、
小遣いに応じてか、よくわからないが、だんだんと減ってきた。
タバコは乗換駅のキオスクで１カートン（１０箱）をまとめて
買っている。お店のお姉さん方には顔を覚えてもらっているようだ。
月に一度くらいは、買うときにライターのおまけをお願いしている。
今日も会社の帰りにお願いしてみた。が、あいにくとないと言われ、
ああそうですかと諦めた。でも、あぁ、ありましたと付けてくれた。

顔なじみというのはこういことなのかと合点した。

この事を言うためにタバコ病気説を出して、またまた、喫煙しない
健康な、あるいは、健康指向の方々の反感を買うような書き込みを
してしまった。