気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

守破離

2006-10-26 23:01:53 | 今日の言葉
「心技体」という言葉の連想で「守破離」という言葉も思い出した。
私は、「即破離」と覚えていた。これは「則破離」が正しい
らしいが、YAHOOでは1件しかヒットしない。ましてや、「即破離」は
某巨大掲示板では、「即破離」だろうが、と罵倒されてしまっている。
(そうではなく自ら訂正して自嘲しているようだ)
私としては、師の教えを忠実に「守」る、とか、「則」る、というより
「即」していく、のほうが納得いくのだが。

いずれにしても「離」の域というのは凡人の私には、まさに人間「離」れ
したものに見える。

珠算の段位者というか、暗算の練達者は、頭にソロバンをイメージし
自在に珠を動かして計算できるようだ。暗算の初心者は、イメージした
ソロバンの珠を動かすために、指先を動かすようだ。
珠算検定で暗算があった頃、私はこれが苦手で、筆算で必死こいたものだった。
暗算が種目からなくなって、ようやく1級に合格した。
それで、気をよくして段位検定の練習をした。
段位になると、今度はソロバンを使った平方根の計算等があり、
ソロバンも奥が深いものと感心しながら受験することなく終ってしまった。

居合抜き、という技があるらしい。私は見たことがないが、目にもとまらぬ
速さで刀を抜き、何かを切って鞘に納めるらしい。
早撃ちマック(古いなぁ)も目を白黒させることだろう。
多分講談だろうが、町の若い衆に剣道を教えていた先生が居合抜きの達人と
噂に知った門下生が、先生に是非とも居合抜きをご披露をと懇願。
先生が実演をし終えて、門下生にどうじゃと感想を聞くと、
一同、まるで手品を見るように面白かった、と。
それを聞いた先生、もう教えるのはやめた、皆帰れ帰れ、と追い返した。
その中に一人だけ残ったものがいた。
先生は、不審に思い、どうであった、と訊ねる。
ひとこと、「恐ろしゅうございます」。先生は、その言葉を諒とした。

もうひとつ。
中島敦の短編に「名人伝」というのがある。弓の名手のお話だ。
不射之射。
まぁ、これは青空文庫でお読みください。
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