気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

横田順弥「日本SFこてん古典」〔2〕異郷への旅

2004-07-07 23:56:10 | 今日読んだ本
1920年に「百年後の日本」というアネケートを各界知識人
に対して行ったことの紹介が印象的である。
彼自身が、1970年代時点の視点で抜粋したものであるが、
それから約30年後の今から見て、ますますその予見性というか、
先見性のある内容に、当時の知識人のすごさを感じる。

21世紀に入り、同様な趣旨の特集があったように思うが、
あまり話題にならなかった。今の時代、100年先の事なんか
想像すらできないのかも知れない。
もしくは、時代がそんな雰囲気ではないということか。

情報も豊富だし、先を読む技術なり、方法は当時より進展して
いるはずなのだが。
70年代頃に未来論なんていうのが流行った。しかし、せいぜい、
10年先とか、その程度のものである。
そして、それすら大概は予想を外した。
そのようなこともあって、21世紀に入る前後では、
このような予想をしようという気分が醸成されなかったものと
思われる。
バラ色の未来論が描けない時代であるかも知れないが、
1920年頃だって、必ずしも明るい時代ではなかったろう。

因みに、その頃の世相を調べようとしたら、こんなHPを見つけた。

「20世紀へタイムスリップ」
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