重たい映画だ。
万引きして「返せばいいんだろう」と何の反省ものなく嘯く。
確かに返せば何の問題はない、という論理もあろう。
ただ、それは見つかったからの上での言いぐさでしかないのは自明だ。
このタイトルのような事件では、しでかしたことを元に戻すことができるか。
何年か服役すれば免役されるのでは納得いかないという遺族心理は痛いほどわかる。
その法が適切か、ほかに遺族の無念を救済する手立てはないのか、がこの作品の骨子だろう。
しでかしたことをどのように償わせるか。
償いようのないことならどうするのが良いのか。
多分今の法においても十分とは言えないのかも知れぬ。
たまたま運が悪かったと諦めていい物でもあるまい。
「太陽が眩しかったから」では遺族は納得できないと思う。
その辺の矛盾を心に刻んで行動する主人公の姿がいたいたしい。
---------------
原題 My Son! My Son!
製作年 1979年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 131分
監督 木下惠介
脚本 砂田量爾 、 木下惠介
原作 佐藤秀郎
キャスト
川瀬周三 若山富三郎
川瀬雪枝 高峰秀子
川瀬武志 田中健
万引きして「返せばいいんだろう」と何の反省ものなく嘯く。
確かに返せば何の問題はない、という論理もあろう。
ただ、それは見つかったからの上での言いぐさでしかないのは自明だ。
このタイトルのような事件では、しでかしたことを元に戻すことができるか。
何年か服役すれば免役されるのでは納得いかないという遺族心理は痛いほどわかる。
その法が適切か、ほかに遺族の無念を救済する手立てはないのか、がこの作品の骨子だろう。
しでかしたことをどのように償わせるか。
償いようのないことならどうするのが良いのか。
多分今の法においても十分とは言えないのかも知れぬ。
たまたま運が悪かったと諦めていい物でもあるまい。
「太陽が眩しかったから」では遺族は納得できないと思う。
その辺の矛盾を心に刻んで行動する主人公の姿がいたいたしい。
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原題 My Son! My Son!
製作年 1979年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 131分
監督 木下惠介
脚本 砂田量爾 、 木下惠介
原作 佐藤秀郎
キャスト
川瀬周三 若山富三郎
川瀬雪枝 高峰秀子
川瀬武志 田中健
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