気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

実験小説の両横綱は?

2010-07-28 20:51:55 | 今日読んだ本
別に今日読んだ本ではない。
ふと実験小説という言葉を想起し2冊挙げるとするなら
何かな、と思った次第。

いろいろ意見はあろうが、私なら
高橋和巳 「邪宗門」上・下(1976.2.4読了)
井上ひさし 新潮文庫「吉里吉里人」上・中・下(1985.12.20読了)
を挙げたい。

因みに実験小説というくくりはあるのかも知れないが
作家自身が実験小説を書いた・ものしたとは思ってはいないと思う。
なぜなら作家は想像を逞しくして書き上げているわけだから
そこにはひとつの世界が現れて当然であろう。
そして、それは取りも直さず作家の想像力を駆使した「実験小説」に
他ならないはずだ。
それでも、私は「実験小説」に値するのは、卓越した構想力により
築きあげた壮大な「世界」を表現したものと規定したい。

そのような条件で、他に推奨する「実験小説」があれば紹介してほしい気がする。
自らを実験台にしたような私小説は除外。
ましてや他人を実験台にしたものは論外。



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