『大日本帝国』

第一部で開戦の是非の会議で
条件を受け入れれば日本の国土は
明治維新の頃と同じになる。
これで国民を養えるか、との意見が
大勢で多くの犠牲を彼我ともに被り
そして敗戦の結果、明治維新当時の
国土に限定される。

結果論なのだが、いくつかのシナリオを
描き、そのうえで判断できなかった
ものだろうか？
それとも描いた末の判断だったのか？

この映画で描かれた以上の多くの
できごとがあったろうに・・・

戦争を煽る人々の側からその背景を
描く映画ってあるんだっけ？

当時の国民の多くは困窮していたかも
知れぬが、その打開策として果して
戦争を支持していたのだろうか？

誰が「一億総懺悔」と言い出したのか
その意図も知りたいものだ。

それとも「一億一心」が徹底されなかったから
負けたと思っているものが連綿と
続いているのだろうか。

今度こそは・・・・・・・・・と。



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監督 舛田利雄
特撮監督/特技監督 中野昭慶
脚本 笠原和夫
出演 丹波哲郎 （東条英機）
仲谷昇 （近衛文麿）
高橋昌也 （木戸幸一）
三浦友和 （小田島剛一）
あおい輝彦 （小林幸吉）
西郷輝彦 （大門勲）
篠田三郎 （江上孝）
高橋惠子 （新井美代）
夏目雅子 （柏木京子,マリア）
佳那晃子 （国吉靖子）
製作年 1982年