方向音痴

今日会社帰りに寄るところがあって、初めての駅で下車し歩いて１５分の所を、
どこをどう間違えたのか４０分もかかってしまった。
途中でお米屋さんをみつけ、タバコの自販機に補給しているご主人に道をお聞きする。
作業の手を休め、住宅地図を持ち出し、親切に道のりを教えていただいた。
そこから１５分ほどかかるとのことだった。
出かける前に地図で確認したはずなのに。
目的地からの駅への道順についても、目的地で地図を書いてもらってしまった。
しかも、そこを出てすぐに出会った帰宅途中とおぼしき会社員に駅方面はこちらかと
尋ねてしまう念のいりようで、そのおかげか迷わずに駅にたどり着けた。

昔新入社員の頃、オリエンテーリングで地図と磁石を持ちながら、とんでもない
方向に歩き、ようやくもとの道に復帰したがタイムアウトとなった。
大降りの中、ぬれねずみ状態で駅にたどり着き、電車内ではズボンから滴る水に
あたりの視線を気にしながら帰路についた思いでもある。
もっとも、この時はいい大人４人でのことだったので自分だけではない、という
思いもあったのだが。

まぁ、この方向音痴は今後も直せそうもない気がする。
治したいのは、今日訪れたところを信頼して積年の悩みを解消したい方のことである。
ちょっと予想以上に高くつきそうだが、解決するなら納得できる。