『ウイラード(1971) 』

昨夜見た。所見。

無能と言われてもプライドはある。
創業家の息子はボンボン育ちで経営の才覚はない。
鬱屈した心はネズミを友として飼育する。
それがネズミ算式に増えていく。
手なずけたネズミを使っていたずらに憂さを晴らす。
遺産の大邸宅には腹に一物の人々が集う。
それも維持できなくなり金策を依頼するも誰もが冷たくあしらう。
そのうち会社にネズミを連れていき倉庫にかくまうが見つかる。
大騒ぎに社長が白鼠を棒でたたき殺してしまう。
ついに万策尽き父の会社をほしいままにする社長をネズミを使い襲わせる。
繁殖したネズミに恐れを無し処分しようとするも逆に襲われる。
その直前に危急を察知し親しくなったばかりの女性を家から逃がす。

無能だがプライドばかり高いので飼っていたネズミを制御できないまで途方もなく繁殖させてしまった。
なんかの寓話なのだろうか。
いや、実際に多くの事例がありそうだ。


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原題：WILLARD
製作年：1971年
製作国：アメリカ
配給：松竹映配
上映時間：95分

監督：ダニエル・マン
原作：スティーブン・ギルバート

キャスト
Willard：ブルース・デイヴィソン
Al：アーネスト・ボーグナイン
Joan：ソンドラ・ロック