半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

アルピーヌ・ルノーA110と雪の想いで。

2014-02-10 11:14:59 | アルピーヌ・ルノーA110
おとといの雪でこんなになってしまったVWパサートですが……




何とか発掘に成功しました。




駐車してあった場所はこんな様子。




ちょうど吹き溜まり&屋根の雪が落ちてくる位置だったので、こんな深さになってしまったようです。




そういえば、以前にアルピーヌA110を持っていた頃には、雪が降ると聞くとワクワクしたなぁ。雪を探して走り回ったこともありました。







LSDなしのオープンデフであったにもかかわらず、結構ちゃんとトラクションも掛かって、スタックしそうになったことは一度もありませんでした。増設した油圧のサイドブレーキのおかげで、無理やり曲げることもできたし、中々面白いクルマだったなぁ……

VWの空冷ビートルや911も雪には強いけど、わざわざ雪道を走りに行こうという気はしませんね (笑) 。
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アルピーヌ・ルノーA110 1300 過去の所有車 その12

2011-06-29 10:00:00 | アルピーヌ・ルノーA110
私にとって2台目のアルピーヌ・ルノーA110がやってきたのは2004年の2月のことでした。以前と同じ74年モデルでしたが、今度は最もベーシックな1300VCでした。1600SCと比べてパワーは4割引?だったものの、BMW M1やポルシェ911に加えて増車する形だったので別に気にはなりませんでした。厨子にお住まいの前オーナーは色々な意味でお手本にしたい素晴らしい “趣味人”。クルマ以外にも射撃やオモチャ等々など数多くの共通点があり、すっかり意気投合してしまいました。




購入の翌年には、シミズテクニカルファクトリーにてエンジンのO/Hを実施しました。ご覧のように、ブロック、ヘッド、クランクといった大物以外は全て新品に交換し、WPC処理を施しました。1300VCの場合、O/Hを機にチューニングをする方が多いけれど、完全にノーマルで、キャブも純正の新品、純正のエアクリーナーつきという仕様にしました。その結果、真夏でも安心して出撃することができ、燃費も14.0km/ℓ を超えるという大変フレンドリーなクルマに仕上がりました。






その後も、入手困難なスモークのサンバイザーを探してきて装着(リプロではなく、当時物の純正)したり・・・・・・






ワイパーブレードを本物の “カラベル33” に交換したり……




ミラーを本物(ビタローニに非ず!)の金属シェルのエンゲルマン・セブリング・マッハ1にしたり・・・・・・




マスターを22mmにして、フロントのキャリパーをウィルウッドの4ポットにしたり・・・・・・




清水さんにお願いして、ワンオフで油圧式のパーキングブレーキを作ってもらったり・・・・・・とにかく、凄く気に入って大切にしていました。




もちろん、ガレージにしまっておくんじゃなくて、雪を求めて走りに行ったりもしましたけどね(笑)。




ところが、2008年になって駐車スペースなどの問題などが発生。何かクルマを一台手放さなければならなくなってしまいました。そこで、最初は一番使用頻度の少ないBMW M1を手放すつもりで交渉を進めていたものの、中々話が決まらず時間切れ。泣く泣くアルピーヌを手放すことにしました。2008年5月のことでした。預かってくださる方がいないわけではなかったのですが、SZのときのように、手元にないと乗らないことは分かっていたので、潔く諦めることにしました。



しかし、このアルピーヌとの別れが、やがて次のプロジェクトを思いつく契機となるのでした(続く?)。
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さて、問題です。このクルマ、何でしょう?

2011-06-18 10:00:00 | アルピーヌ・ルノーA110
皆さん、このクルマですが、何だか分かりますか?



「そりゃアルピーヌ・ルノーA110でしょ」 って?

ブブブブ~、大ハズレ。


じゃ、この写真ならどうかな?

「分かった!、本家じゃなくて、スペインのFASAか、メキシコのDinalpinのアルピーヌじゃないかな?」



ブブブ~、ほんの少しだけ近づいてはきたけど、まだまだ正解には程遠いなぁ。


で、お次はこの写真。アルピーヌの愛好家の皆さん、窓開けちゃうと三角窓がなくなっちゃうことに注目!



「こっ、これっ、アルピーヌじゃない!」

その通り。このクルマはアルピーヌじゃありません。でも、恐らくこの段階でこのクルマの正体に気付いた方はいないんじゃないかな?

それでは、最後に衝撃的な画像を……











…エッ?、空冷のVWビートル用エンジン??



詳細はまたの機会に (笑)
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アルピーヌA110炎上! 過去の所有車 その7

2010-03-05 20:10:09 | アルピーヌ・ルノーA110
アバルト1300クーペ、ジネッタG15Sを乗り継ぎ、すっかりRRのスポーツカーにはまってしまった私が、次の目標として狙いを定めたのがアルピーヌのA110でした。まぁ当然の成り行きですね。そして1994年の1月29日、ある建築家の方が所有していたこのクルマがやってくることになりました。このA110は、リアサスがダブルウイッシュボーンになって以降の1600SC。シャーシ・ナンバーは20282で、まだサイドモールが省略される以前の74年モデルでした。



ボディカラーは “ブランガーデニア” = “梔子(クチナシ)の白” で、パッと見では綺麗なクルマではなかったものの、エンジン下のアンダーカバーやスモークのサンバイザーといったオリジナルパーツまでちゃんと残っていて、磨けは光る原石であることはすぐに分かりました。さらに……実は購入時には気付かなかったのですが・・・・・・ボディは希少なノーマル形状のライトウェイト仕様!。ルーフ等は指一本で軽く押しただけでペコペコと凹みました。


当時は情報が少なかったこともあり、「アルピーヌA110はオーバーヒートが酷くて、夏場は全然乗れない」という説をまことしやかに唱えている方もいました。しかし、購入時にエンジンをO/Hを実施したこともあってか、実際には真夏の首都高の渋滞でさえも、危険なほど水温が上昇したことは一度もありませんでした。また、低回転からトルクがあって運転し易く、燃費も良好で、乗り心地も良くて快適だったため、雨の日を除いては日常的に使用していました。




メカがシンプルで分かり易かったこともあって、基本的なメンテナンスは自分でやってました。この写真は自宅の庭でスタータモータの交換をしているところ。でも、ライトウェイトボディであることを忘れていて、リアのフロアを踏み抜いちゃったり、色々失敗もしましたけどね。




カミさんも結構お気に入りだったみたいで、夏休みに自分でタミヤのプラモデルを買ってきて作ってました。このプラモは今でも残ってます。




悲劇は1998年10月2日に起こりました。その日、私はこのクルマを埼玉のBISさんへ車検に持ち込むつもりだったのですが、常磐自動車道の三郷付近を走行中、車両火災が発生してしまったのです。FRPボディのアルピーヌは、車両火災が発生すると消すのが困難という話を聞いていたので、このクルマには小型の消火器を4本!積んでいました。しかし、それでも消すことは出来ませんでした。




もちろん常磐道は通行止め。消防車が駆けつけてくれたときには、すでに原形を止めていない状況でした。




結局、鎮火したときはこんな状態になってました。原因を調べていただいたところ、スターターの裏側の奥の方にある配線からの出火であることが判明しました。車両火災にならないように、インパネの裏側などの配線も含めて一通りチェックしていたつもりでしたが、結局は見落としがあったということですね。私が未熟だったとしかいいようがありません。



このクルマを失ってから、すぐに同じ仕様のアルピーヌA110、つまりサイドモールがあった頃の1600SC、ノーマル形状のライトウェイトボディという仕様を探したのですが、結局、世界中どこを探しても見付ける事は出来ませんでした。その7年後、私にとって 2台目のアルピーヌ・ルノーA110がやって来ることになるのですが・・・・・・その話はまた別の機会に。
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