半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ハニワといえば大魔神!。東京国立近代美術館で、『ハニワと土偶の近代』を観ました。

2024-12-20 19:31:50 | 美術館、展覧会


カミさんと二人で東京国立近代美術館に行きました。




お目当ての企画展はコチラ、『ハニワと土偶の近代』です。近代美術館での企画展なので、オリジナル?のハニワや土偶ではなく、それらから影響を受けた作品やモチーフにした作品などによって構成されていました。






展示作品はキュビズム作品からイサムノグチや岡本太郎、タイガー立石、水木しげる等々多岐に亘っていましたが・・・








やはり私にとってのハニワはこれ。大映の映画に登場した大魔神以外にありません!。大魔神のモデルになったハニワは国宝の≪挂甲武人≫で、造形はウルトラシリーズの怪獣でも知られる高山良策とのこと、大魔神シリーズの三部作、『大魔神』、『大魔神逆襲』、『大魔神怒る』が全部同じ1966年に制作されたと知った時には驚きました。





大魔神は分かりやすい正義の味方などではなかったことや、15尺(約4.5m)の身長がリアリティを感じられるサイズだったこともあり、子供の頃に初めて見た時は恐ろしかったなぁ。あの大魔人が近づいてくるときに地響きも『ジュラシックパーク』のTレックスの比じゃありません。もし大魔神を今の技術で制作しても、あのオリジナルを超えるのは難しい気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笠間日動美術館で、『フォーヴ・ショック -フランス そして 日本へ‐ 』を観ました。

2024-12-17 18:22:58 | 美術館、展覧会
さて、今日も昨日のブログの続きです。

せっかく茨城まで出掛けたので、もう一か所、笠間日動美術館に寄って帰ることにしました。実は茨城県陶芸美術館と笠間日動美術館との距離は、体調が良い時であれば歩いて行ける程度しか離れていないのです。




開催されていた企画展は『フォーヴ・ショック -フランス そして 日本へ‐ 』でした。会期は12月15日までだったので、ギリギリセーフでしたね。




マティスやブラマンク、ドラン等々・・・フォーヴィズムの画家の作品を観る機会は決して少ないわけではありませんが、今回はその影響を受けた日本の画家の作品達が中々面白かったです。私の健康状態があまり優れないこともあり、観ようかどうか迷っていたけれど・・・個人蔵の初見の作品も色々あって、予想以上に楽しめました。パスしなくて良かったなぁ。





正直、わざわざこの美術館を訪問するために笠間まで足を伸ばすのはちょっと厳しいけれど、茨城県陶芸美術館に行く機会がある時にはこちらの企画展の内容も忘れずにチェックするようにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えっ、これが本当に革なの!?。茨城県陶芸美術館で、『革のかたち 河野甲 と 市川陽子』を観ました。

2024-12-16 17:46:46 | 美術館、展覧会
さて、今日は昨日の続きです。

今回、娘が茨城県陶芸美術館に行きたがっていたもう一つの理由はコチラ。『革のかたち 河野甲 と 市川陽子』という展示を観るため。




陶芸美術館でも陶芸以外の展示が行われることがあるのですが、今回は 河野甲さんという作家の方が "革" で作った昆虫たちが展示されるというので、虫好きの娘としては見逃せないということのようです。








決して広くはない展示スペースでしたが、素晴らしい作品ばかりでビックリ。すぐ近くで見ても革で制作されているとは信じられません。













残念ながら会期は15日までだったので既に終了してしまいましたが、これを観るためだけでも茨城まで足を伸ばす価値があるなぁと思えるような内容でしたよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茨城県陶芸美術館で、『陶芸フェス、はじめます。ザ・ヘッドライナーズ2024』を観ました。

2024-12-15 20:22:07 | 美術館、展覧会
カミさんと娘が茨城県陶芸美術館まで展覧会を観に行くというので、気分転換も兼ねて私も連れて行ってもらうことにしました。




現在開催されている企画展はコチラ、『陶芸フェス、はじめます。ザ・ヘッドライナーズ2024』です。




若手を中心に選ばれた、現在勢いのある注目の陶芸作家19名による展覧会です。






今回は写真撮影可だったので、いつものようにちょっとだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。














大変見応えのある内容だったので、連れて行ってもらって良かった!。個人的には、はやり奥村巴菜さんによる架空の昆虫、特にツノゼミのシリーズが刺さりました。



この企画展、会期は来年の1月26日まであるので、年末年始のお休みに訪問するのもありだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京オペラシティ アートギャラリーで、『松谷武判 Takesada Matutani』を観ました。

2024-12-12 18:20:13 | 美術館、展覧会
話は前後してしまうのですが、先日都内まで行かなくてはならない用事があった帰り、東京オペラシティ アートギャラリーに寄りました。




正直、相変わらず体調が優れないので今回はどうしようか?と迷っていたのですが、恐らくこの機会を見逃したらもう二度と観ることができないと思い、少し無理をしてしまいました。






今回は一部を除き写真撮影可だったので、いつものように少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。

















松谷武判さんの作品、どうやって製作しているのか疑問に思っていたのですが、今回は制作風景を記録した動画が上映されていて謎が氷解しました。それにしても、87歳でまだこういった作品の制作活動を続けているというのは凄いことだなぁ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都写真美術館で、『生誕100年 巨匠が撮った 高峰秀子 写真展』を観ました。

2024-12-05 19:21:38 | 美術館、展覧会
さて、今日は昨日のブログの続きです。

せっかく恵比寿ガーデンプレイスまで出掛けたので、東京都写真美術館に寄ることにしました。




私達が観た展覧会はコチラ、『生誕100年 巨匠が撮った 高峰秀子 写真展』です。






正直、カミさんも私も高峰秀子さんの出演された作品をほとんど見たことがなかったこともあり、私達では面白さが分からないかもしれないなぁとあまり期待していなかったのですが・・・全然そんなことはありませんでした。ご本人はもちろん、色々な方のコメントから透けて見える高峰秀子さんの人物像や、1930~70年代の日本映画の歴史や置かれた状況などが生き生きと伝わってくるような素晴らしい内容でした。





私はもちろん、カミさんも大変面白かったようで、予想に反してかなり長居をしてしまいました。恐らく実際に高峰秀子さんの出演作品に親しんできた方々であれば、もっと何倍も楽しめたんだろうなぁ・・・。今回はスルーしなくて本当に良かったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立新美術館で『田名網敬一 記憶の冒険』を観ました。

2024-11-24 16:58:51 | 美術館、展覧会
ゴメンナサイ。今回も夏休み!に観に行ったとっくに終了した展覧会の記事です。"日記" としてはボツにするのはもったいない気がするので、UPさせていただきます。

カミさんと二人で国立新美術館に行きました。




お目当ての企画展がコチラ、『田名網敬一 記憶の冒険』です。




田名網敬一さん、グラフィックデザイナーというイメージが強かったのですが、それ以外にも様々な創作活動をされていたんですね。






今回は写真撮影可だったので、例によって少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。個人的には今まで接する機会がなかった立体作品が大変面白かったです。











田名網敬一さんは1936年生まれとのこと。やはりこの世代の方々の作品には、戦争やその後に怒涛の様に押し寄せてきたアメリカ文化の影響が色濃く反映されていますね。私の世代にはそこまで強烈に記憶に刻まれるような共通の出来事は存在していないけれど、恐らくそれは幸福なことなのだろうなぁ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世田谷美術館で、『北川民次展 メキシコから日本へ』を観ました。

2024-11-19 19:52:29 | 美術館、展覧会
話はかなり前後してしまうのですが、先日用事があって息子の大学まで出掛けた帰り、カミさんが私の気分転換のために世田谷美術館に連れて行ってくれました。開催されていた企画展はコチラ、『北川民次展 メキシコから日本へ』でした。




北川民次が初めてメキシコを訪れたのはまだ1920年代!のこと。当時も治安はかなり悪かったようで、到着初日に荷物を全部盗まれてしまったそうです。まだメキシコ革命後の混乱期だったこともあり、そういう状況をテーマにした作品も色々ありました。






1936年に帰国して第二次世界大戦中は日本で過ごしたとのことなので、色々な意味で大きなギャップに苦しんだことでしょう。この ≪農園の夢≫ はまだ第二次世界大戦中の1943年に描かれた作品ですが、どのような思いでこの作品を描いたのかな?。




でも実は今回の企画展で一番インパクトのあった作品はコチラ、1970年に描かれた ≪夏の宿題≫ でした。




拡大してみると・・・



フランスでは1956年から筆記による宿題が法律で禁止されているそうですし、アメリカでも近年の研究で小学生においては宿題の量と学力には相関関係がないという結果が出ているそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都現代美術館で、『日本現代美術私観  ひとりの精神科医が集めた日本の戦後  高橋龍太郎コレクション』を観ました。

2024-11-13 18:36:05 | 美術館、展覧会
昨日に続き、夏休みに訪問して既に会期も終了している展覧会の記事になってしまいますがご容赦ください。

東京都現代美術館まで『開発好明 ひとり民主主義へようこそ』を観に出掛けたカミさんと私でしたが、もうひとつ、『日本現代美術私観  ひとりの精神科医が集めた日本の戦後  高橋龍太郎コレクション』という面白そうな企画展が開催されていたので観ることにしました。




タイトル通り、日本で最高峰のモダンアートコレクションを作った精神科医、高橋竜太郎氏のコレクション展ですね。個人のコレクションというとかなりバイアスがかかった内容になることが多いのですが、このコレクションには日本のモダンアートを代表する主要な作家の作品が幅広く収集されていました。






今回は一部を除いて写真撮影可になっていたので、いつものように少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。























モダンアートの中には物理的実体を伴わないインスタレーションのように個人でコレクションすることが難しい作品もありますが、本展には平面作品、立体作品、映像作品等々、様々なカテゴリーの作品が集められているので、これを観れば日本のモダンアートに関してほぼ理解できるような構成になっていました。モダンアート好きの方であれば、必ず刺さる作品が見つかることでしょう。それにしても・・・個人レベルでこれだけの作品を保管するのは大変だろうなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都現代美術館で、『開発好明 ひとり民主主義へようこそ』を観ました。

2024-11-11 18:23:53 | 美術館、展覧会
過去のファイルを見ていたら、書いていたのに緊急入院でUPする機会を失してしまった記事が色々あることに気付きました。実はこの展覧会も夏休み!に訪問して既に会期も終了しているのですが、現在は自宅療養中でネタにも乏しいし、非公開のままにするのも勿体ない?気がするので、UPさせて頂くことにします。

カミさんと二人で東京都現代美術館に行きました。お目当ての企画展はこちら、『開発好明 ひとり民主主義へようこそ』です。




開発好明さん、私達にとっては現代芸術家というよりも《 モグラハウス 》に住んでいるモグラさんというイメージですね(笑) 。あの時は色々お話しできてとても楽しかったので、この企画展も必ず観に行こうと思っていました。






展示作品は色々ありましたが・・・








やはりこの方の本領は、観に来た方々も巻き込んで完成させるインスタレーションで発揮されるような気がしました。≪未来郵便局≫ という作品、私達も参加させていただいたのですが・・・どんな作品なのかは "その時" が来たら再度お伝えすることにします。








市原湖畔美術館で開催された『中二病 展』の時にも思ったけれど、この開発好明さんは本当は凄く真面目に物事に取り組むタイプの方なんでしょうね。





こういう企画展を観てしまうと、我が家の子供達にも古典的な名作といわれる作品より、モダンアートを中心に観せておくべきだったと反省してしまします。尚、この企画展、会期は11月10日までとなっております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする