半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

東京ステーションギャラリーで、『生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った』を観ました。

2025-02-15 20:11:49 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で東京ステーションギャラリーに行きました。




現在解されている展覧会は、『生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った』です。全く知らない方でしたが、作品点数も多くて中々見応えがありましたよ。今回、展示室内は撮影不可だったものの、フライヤーに掲載されている作品がすべて異なっていたので、それを掲載させていただきます。













個人的には、コーヒーの廃布フィルターを使って制作した ≪フィルターのするめ≫ が良かった!。宮脇綾子さんが作品の制作を始めたのは何と40歳の時とのこと。アート作品の制作に関して、始めるのに遅すぎるということはないというけれど、やはり40歳というのは凄いですね。
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21_21 DESIGN SIGHTで、『ゴミ うんち展』を観ました。

2025-02-12 19:04:02 | 美術館、展覧会
話は前後してしまいますが、今日は2月9日のブログの続きです。銀座ウエスト 青山ガーデン を出たカミさんと私がテクテク歩いて向かった先はコチラ、お馴染みの 21_21 DESIGN SIGHT でした。現在開催されている企画展は・・・あれれっ、何か変だな。タイトルが書いてない?。




そして、これは現在配られているフライヤーです。う~ん、これじゃどんな展覧会だか分かりませんよね。しかし、昨年8月に『未来のかけら 科学とデザインの実験室』を観に行った時に手に入れたフライヤーを見ると・・・




こうなってました!。『ゴミ うんち展』です!!。カミさんも私も、このタイトルを見た瞬間から、凄く楽しみにしていました(笑)。






これは最初の展示であるプロジェクションマッピング、一回り全部見るにはちょっと時間が掛かるけれど、これをちゃんと見ておかないとこの企画展の趣旨が分からなくなってしまうので、絶対スルーしないでくださいね。




会場の随所にいる動物たち、実はそれぞれの動物たちの糞を乾燥させ、漆で固めて作られていました。








あちらこちらに貼られた "うんち句" も見逃さないように。




とにかく情報量が多過ぎて、ちゃんと丁寧に見ようとするとかなりの時間が必要になります。






気付いていなかったけれど、今のトイレの中身はこんなにハイテクだったんだなぁ・・・




ゴメンナサイ!。今まで私は "正常な排便姿勢" ではありませんでした。今後はトイレの中に分度器を置いて、正確に35°の角度を守ります。




これは航空機のフライトレコーダー。なぜこれがここに展示されているのか?は、直接会場でお確かめください。




汚泥でつくったタイル、触れる展示もありました。




まぁ結局はこういうことなんですね。



期待通り、大変見応えのある内容だったので、かなり長居をしてしまいました。皆さんにも是非お勧めしたい展覧会でしたよ。

尚、この企画展、会期は2月16日までとなっておりますのでお見逃しなく。
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東京都庭園美術館で、『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』を観ました。

2025-02-08 18:52:36 | 美術館、展覧会
カミさん、娘と3人で東京都庭園美術館に行きました。






現在開催されている企画展は『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』。鉄を素材にした大型彫刻によるインスタレーション作家である青木野枝さんと、ガラス工芸作品やそれを用いたインスタレーションの作家である三嶋りつ惠さんの作品によって構成された展覧会ですね。私は2年前に市原湖畔美術館で観た青木野枝さんの展覧会、『光の柱 青木野枝』が期待以上に面白かったので、この企画展も楽しみしていました。






今回の企画展を観て、鉄やガラスという素材が、この朝香宮邸と非常に親和性が高い素材であるということが良く分かりました。今回は一部を除き写真撮影可だったので、いつものように少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。













今回、ガラス作品に関しては美大でガラス工芸を学んだ娘の音声ガイダンス?付きだったので、そういう点でもいつもより楽しめたかな。お二人にインタビューしている映像も中々興味深い内容でしたのでお見逃しなく。

尚、この展覧会の会期は2月16日までとなっております。
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えっ、これが木彫⁉。松濤美術館で、『須田悦弘』を観ました。

2025-01-28 18:07:31 | 美術館、展覧会
カミさん、娘と3人で渋谷区松濤美術館に行きました。




お目当ての企画展はコチラ、『須田悦弘』です。




須田悦弘さん、多摩美術大学のグラフィックデザイン科の卒業で、何と木彫は独学とのこと。我が家の娘もそうですけど、ファインアートの作家さんには美大で学んだことと全然関係ない作品を制作している方が少なくないなぁ。






このスルメ、学生時代に課題で制作した初めての木彫作品だそうです。なんとコメントしたら良いのかな~。いきなりこんなの作られちゃったら、指導の先生も困っちゃいますよね。




今回はちゃんと展示作品だと分かる作品もあったけれど・・・








会場のあちこち・・・展示室の外はおろか、美術館の外にまで・・・に無造作に展示されている作品もあって、展示マップを見なければすべての作品を見付けることは出来ないでしょう。あまりに見事過ぎて、どれが作品なんだか分かり難い?展示までありましたよ(笑)。








木彫作品だけではなく、補作(古美術品の欠損部分を補った作品)やグラフィックデザイナーとしての仕事とも紹介されていました。本当に多彩な方なんですね。





この企画展、思いもよらない場所に作品が展示されていたりして、ちょっと宝探し的な気分で楽しませて頂くことが出来ました。尚、会期は2月2日までとなっております。
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府中市美術館で、『小西真奈 Wherever』を観ました。

2025-01-26 19:39:15 | 美術館、展覧会
府中市美術館に行きました。現座開催されている展覧会は『小西真奈 Wherever』です。




小西真奈さん、初めて聞くお名前だったものの、このフライヤーの作品がとても魅力的だったので観に行くことにしたのです。






展示室内は写真撮影不可でしたが、この ≪Awesome Rocks≫ は写真撮影可となっていました。



フライヤーにも掲載されている2006年VOCA賞受賞作品、≪キンカザン2≫ も大変良かったけれど、個人的には水を表現した作品達の素晴らしさに惹きつけられました。一番気に入った作品は ≪みんな水に向かっていく≫ かな。どんな作品だったのか?は、実際に展覧会に足を運んでお確かめください。

尚、この企画展の会期は2月24日までとなっております。
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三菱一号館美術館で、『再開館記念「不在」トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル』を観ました。

2025-01-20 17:57:55 | 美術館、展覧会
2023年より設備メンテナンスのために休業していた三菱一号館美術館が昨年11月よりリニューアルオープンしたというので、カミさんと二人で訪問することにしました。




再開第1回目の企画展は『再開館記念「不在」トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル』でした。ロートレックはこの美術館が力を入れているコレクションの一つなので当然だろうなぁと思いますが、現代芸術家のソフィ・カルとの組み合わせというのは面白い試みですね。私は6年前、2019年に原美術館で開催された『「ソフィ カル ― 限局性激痛」 原美術館コレクションより』を観て大変感動したこともあり、この企画展も楽しみにしていました。






どのような構成にするのかと思っていたら、展示室の前半はロートレックの作品が展示され・・・






後半部分にソフィ・カルの作品を展示するというある意味 "直球勝負" 的な構成になっていました。







従来の三菱一号館美術館の客層とは異なる傾向のインスタレーション作品等もあり、観覧されている方の中には戸惑っている方も見掛けましたが、やはり色々考えさせられる作品も多く、予想を超える長時間の滞在となりました。ソフィ・カルの作品はちゃんと解説を読んで初めてその趣旨が理解できるといった物が多いので、十分な時間的余裕をもって訪問することをお勧めします。

尚、この企画展の会期は1月26日までとなっております。
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東京都写真美術館で、『アレック・ソス 部屋についての部屋』を観ました。

2025-01-14 19:04:27 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で東京都写真美術館に行きました。お目当ての展覧会はコチラ、『アレック・ソス 部屋についての部屋』です。




2022年に神奈川県立近代美術館 葉山で観た『アレック・ソス Gathered Leaves』が大変良かったので、今回も観に行くことにしました。葉山で観た作品達はロードムービーを見ているかのような構成になっていましたが、今回は "部屋" がテーマということでどんな感じになるのかな?と思っていたけれど・・・やはり写真の外側にある世界やバックグラウンドストーリーを感じさせてくれるような作品が多かったですね。






今回も写真撮影可だったので、いつものように少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。









今回は映像作品はなかったけれど、期待通りの内容だったのでカミさんも私も大満足でした。尚、この企画展の会期は1月19日までとなっています。
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板橋区立美術館で、『レオ・レオー二と仲間たち』を観ました。

2025-01-10 18:00:00 | 美術館、展覧会
近所まで行く用事があったので、板橋区立美術館に寄りました。




現在開催されている企画展は『レオ・レオー二と仲間たち』です。板橋区立美術館はレオ・レオー二関連の作品を多数収蔵しているので、とても中身の濃い充実した展示内容となっていました。2020~2021年に開催された『だれも知らないレオ・レオーニ展』以降に寄贈された作品も約70点あるということで、初見の物も沢山ありました。






デザイナー時代の作品達は相変わらず面白かったけれど・・・




やはり今回のテーマである "仲間たち" 関連の展示には初めて知る事実も多く、大変楽しめました。エリック・カールのと親交に関しては有名ですが、イタリア時代のブルーノ・ムナーリやイタリア未来派の方々との交流に関しては今まであまりよく理解していなかったので、今回の展覧会最大の収穫でした。






もちろん絵本関連の展示は色々あったものの、今回はスイミー関連の展示はほとんどなかったので、それがお目当てで訪問されるとがっかりされるかもしれません。









この企画展、会期は1月13日までとなっております。絵本だけでなく、グラフィックデザインに興味を持っている方であればかなり楽しめる内容だと思いますよ。


■その他のレオ・レオー二関連ブログ

『エリック・カール展』 2017年 世田谷美術館

『ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械をつくった男』 2018~19年 世田谷美術館

『みんなのレオ・レオー二展』 2019年 損保ジャパン日本興亜美術館

『だれも知らないレオ・レオーニ展』 2020~2021年 板橋区立美術館
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市原湖畔美術館で、『かみがつくる宇宙 ミクロとマクロの往還』を観ました。

2025-01-07 18:48:38 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で市原湖畔美術館に行きました。




現在開催されている企画展はコチラ、『かみがつくる宇宙 ミクロとマクロの往還』です。




紙を素材にして制作活動を行っている3人の女性アーティストの作品達で構成されていました。






今回は撮影可だったので、いつものように少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。紙というのは子供の頃から大変身近な素材であったはずなのに、このような表現方法が可能であるとは驚きです。








今回は情報ラウンジで制作風景やインタビューなどの動画も公開されていたけれど・・・残念ながら柴田あゆみさんの分はありませんでした。柴田あゆみさんの制作するこの繊細な作品たち、制作過程にも興味があることはもちろんですが、それと同じくらい保管方法や搬入方法が気になりました(笑)。



この企画展、会期は1月13日までなので、連休中に近所の観光を兼ねて観に行くというのもアリかな?。


■本日のオマケ
これは美大生の息子が小学生の頃、私の誕生日にプレゼントしてくれたフルスクラッチ?の蒸気自動車。今でも書斎に大切に飾っています。



親の目から見ると昔から立体作品に向いているような気がしていたけれど、本人は平面作品の方が好きだそうです。
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東京ステーションギャラリーで、『テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする』を観ました。

2025-01-04 19:12:04 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で東京ステーションギャラリーに行きました。お目当ての企画展はコチラ、『テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする』です。




今から30年ほど前、初台の駅からテクテク歩いて新宿パークタワーにオープンしたばかりの ザ・コンランショップ を訪問した時の興奮は今でも忘れません。当時は "Plain、Simple、Useful" というテレンス・コンランのデザインに関する考え方に共感できる部分が多かったこともあり、目に映るものすべて欲しい物だらけという感じだったなぁ・・・。もしあの頃の私がアンティークだらけの今の自分の部屋を見たら、その変節に怒り狂うことでしょう(笑)。






今回はオフィスを再現した展示や、コンラン個人のコレクションに関する展示もありました。




ビバンダムのコレクターであること何かで読んだ記憶があったので知っていたけれど、ブガッティもお好きだったんですね。イギリス人としては珍しいフランス好きなのかな?。今回展示されていたペダルカーは色こそフレンチブルーだったものの、何とブガッティではなくメルセデスでした(笑)。







この企画展、会期は明日、1月5日までとなっています。デザインに興味のある方であればかなり楽しめる内容だと思われますので、何とか時間を絞り出してでもご覧になることをお勧めします。
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