半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

VWニュービートルRSi、手放します。

2011-06-09 11:07:31 | VW ニュービートルRSi
突然ですが、VWニュービートルRSi、手放すことにしました。4月にE220ステーションワゴンを受け取ってきて以来、エンジンを掛けたのはたったの2回(それもE220が整備で入庫中)で、今後も乗るチャンスが増えるとは思えないからです。




購入時にも書いた通り、このクルマは家族で移動するときのためのファミリーカーとして購入しました。しかし、肝心の家族が乗りたがらないのではファミリーカーとしては失格ですねぇ。やっぱり少し無理があったかな?私としては最低、1年1万kmは乗ろうと思っていたものの、残念ながら諦めるしかありません。クルマはすでに昨日、整備が上がったE220と引き替えにBISに置いてきました。走行は4.3万km、車検はまだ1年半以上残ってます。 



気になる価格ですが、RSiは絶対数が少ないため、いわゆる中古車相場といったものが存在していません。そこで、今まで私が見たことのあるRSiの売り物の中では最も安い価格に設定していただきました。BISのストック車両としていつでも見られますので、もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ベスト・インポート・サービスまでお問い合わせください。


追記(2011年06月29日)
VWニュービートルRSi、先日無事に買い手が見つかりました。ヨカッタヨカッタ。
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VWニュービートルRSiの秘密 その7 カーボン・パーツの話

2011-06-08 11:00:00 | VW ニュービートルRSi
アルミパーツ、オレンジのレザーと共に、VWニュービートルRSiのインテリアを印象的なものとしているのがカーボンのパーツ達でしょう。これらのパーツは最近多いカーボン調などではなく、本物のカーボンです。

このドアパネル、パーツで買ったら高いでしょうね。レギュレータが手動というのは演出なのか?それともテクニカルな理由があるのか?



フルバケなんで、手を伸ばしても助手席側のレギュレータを回すことができません。ETCは必需品です。


メーターナセルはご覧のように艶消しになってます。




これは先日も紹介したシート。サイドだけカーボン(笑)。余計なもの付けちゃって、かえって重量が増えてます。






おっ、そういえばここもカーボンでしたね。スタータスイッチの周りの部分。



まぁたしかに雰囲気はありますね。シロ号のインテリアも、こんな雰囲気で仕上げられたら格好良いだろうなぁ。


その他、RSiにはまだまだ専用パーツが無数に使われています。例えばココ。フェンダーを留めているボルトがメッキされてます。




これはエンジンオイルのディップスティック。無理やりV6エンジンを押し込んだため、通常のゴルフ/ボーラ用が使用できなくなり、専用パーツになってしまいました。



ちゃんとRSiという文字が入っているところが泣かせます。

このRSiというクルマ、正直な話、機械としてはかなりトホホな出来ですが、将来確実にコレクターズアイテムとなるクルマでしょう。そのときには、こういった部分のオリジナリティに拘るような人も出て来るんだろうなぁ……。
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VWニュービートルRSiの秘密 その6 シートの話

2011-06-07 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
このオレンジ色のバケットシートは、ニュービートルRSiの魅力的な装備の一つ。私も凄く気に入ってます。このままシロ号に移植したい。




メーカーはレカロでした。さすがにSP-A/SP-Gみたいな本気の競技用フルバケほどのホールド感は望めないものの、公道で使用するにはこれで十分でしょう。フルバケっていうのは、きちんとしたポジションで運転する人にとっては物凄く快適なんですよ。乗降性だって見掛けほど悪くありません。




フルバケなのに、シートヒーターが付いているという所も、このクルマの意味不明なポジションにはピッタリ?




後席への乗降は、フロントシートを前方に倒すことで行います。この画像を見ると、一見カーボンのように見えるこのシートが、実はサイドの部分にカーボンの飾りを貼り付けてあるだけということが良く分かります。ある意味、このクルマの正体を象徴するかのようなカット(笑)。座面を前方にスライドさせた状態でシートを起こすと、ヘッドレストの部分がアルカンターラのルーフライニングンに擦れてしまうので注意が必要です。




そしてこれが後席。後席も鮮やかなオレンジ色です。一見すると快適そうに見えるものの、実はシートクッションがほとんどなく、まるで板のような極悪な座り心地。座布団を持参しないと、長時間の移動はかなり苦痛です。もちろん子供達からも不評です。



前席だけに限っていえば、結構快適なクルマなんですけどね。
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VWニュービートルRSiの秘密 その5 マフラーの話

2011-06-06 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
VWニュービートルRSiにはこのオーストリアのREMUS(レムス)のスポーツ・マフラーが装着されています。時々「マフラー、変えたんですか?」と聞かれますが、RSiではこれが標準装備となっています。




このマフラー、実は内部にフラップが組み込まれていて、排圧をコントロールをするようになっています。





アイドリング中は大変静かで低速トルクがあり、加速時には中々の快音が響きます。正直、上のほうは苦しいけれど、クルマの性格を考えれば十分でしょう。

限定生産とはいうものの、さすがに大メーカーが正式なカタログモデルとして販売していただけあって、こういったところは手抜かりないですね。このRSiに関しては、アフターマーケットのマフラーに交換することはお薦めしません。
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VWニュービートルRSiの秘密 その4 アルミパーツの話

2011-06-05 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
このイラストにも描かれているように、RSiのインテリにはアルミニウム製のパーツが多用されています。このクルマの場合、 “アルミ” = “軽量化” といった効果を狙ったものというよりは、レーシーな雰囲気に仕上げるための演出でしょうね。




インテリアでアルミを使用している箇所を探してみると・・・・・・





























・・・・・・結構ありますね。

これらのアルミパーツ、汎用部品に関しては鋳造ですが、専用部品に関しては削り出しで製作されたパーツも使用されています。しかし、その理由は別に精度や質感を求めた結果というわけではないでしょう。このクルマの生産台数は僅か250台しかなかったので、スペアパーツの分を考慮したとしても、わざわざ型を作って量産効果によるコストダウンを狙えるほどの数ではないというわけです。

これらのRSi専用アルミパーツに関しては、RSiのオーナーでなければ購入することが出来ず、日本でも車検証の提示が求められます。別に出し惜しみしてるんじゃなくて、元々スペアとして確保されているパーツの量が少ないんでしょうね。
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VWニュービートルRSiの秘密 その3 駆動系とブレーキの話

2011-04-21 11:28:48 | VW ニュービートルRSi
VWニュービートルRSiは、ニュービートルの中では唯一の4WDですが、もちろんわざわざこのクルマ専用に開発されたワケではありません。基本的にはゴルフ/ボーラの4モーションと同じ、つまりハルデックスのAWDです。リアがマルチリンクになっているのも、RSiだからというよりは、4モーションだからというのが正解。




ブレーキは最近の高性能車では珍しく、前後共に片押しのキャリパーが採用されています。このクルマのパフォーマンスからすれば、これで必要十分だという判断なんでしょう。しかし、派手なエアロパーツや専用のホイールなんかで見た目にかなり力が入っているクルマとしては、妙にここだけアンバランスに見えちゃいますね。ディスクは前後共にベンチレーテッド・ディスク。直径はフロントが312mmで・・・・・・




・・・・・・リアが256mm。つまり、ゴルフやボーラの高性能モデルに採用されているものと同じということです。余談ですが、このRSiとほぼ同じメカニズムを持つはずのゴルフR32では、フロントのディスクがRSiより拡大されて334mmになってます。やっぱりキャパが足りないのかな?ちなみに、公称の車両重量では、R32の方が40kgも軽いことになっています。




話は変わりますが、予想していた通り、E220が来てからRSiの出番がなくなっちゃいました。



エンジンすら一度も掛けてません。ウ~ム、どうしたものか?
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VWニュービートルRSiの秘密 その2 ボディの補強

2011-03-26 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
VWニュービートルRSiの秘密、その2はボディの補強に関しての話題です。

このRSi、カップカーがベースになっているということもあって、時々ボディに大幅な補強がしてあるかのように思っている方がいるようですが・・・・・・残念ながらそれほどのことはありません。




実際のボディの変更はこの程度。これは補強というよりは、4WD化に対応するための変更だといった方が良いかもしれませんね。 “フロアの板厚まで違う” とかいう話は完全な伝説です。




もう一つ、このRSi独自の補強がこれ。ラゲッジスペースとリアシートの間に、こんなアルミ製の板がボルト止めされています。これはリア周りの剛性アップにかなり効いているような気がします。一度、この補強を外してみて、走りにどの程度の違いがでるのか、実験してみようかな?






しかし、この補強のおかげでリアシートは分割可倒ができなくなり、長さのある荷物は何も載せられなくなってしまいました。散弾銃の場合、コンパクトなネグリーニのガンケースですら左右一杯!。ベレッタの純正ガンケースは載りません。




前装銃の場合も、この短筒用の装備で一杯一杯。長筒は室内に載せるしかありませんね。



当然のことながら、ライフル用のトランク・ケースを載せることはできません。いっそのこと、この中に入るようなテイクダウン式のライフルでも買っちゃおうかな?
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VWニュービートルRSi またまたまた・・・点きました。

2011-03-23 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
先日、射撃場に行く途中、ふと気がつくと・・・・・・




・・・・・・あっ、また点いた。




そうです。また “エンジン制御システム警告灯” です。



もちろん、いつもと同じように体感的には何も異常なしですが、やはり警告灯が点いたままというのは気分が悪いですね。もうすぐ911の車検なんで、それが終わったら精密検査に出すことにしましょう。
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VWニュービートルRSiの秘密 その1 エアロパーツ

2011-03-18 20:59:11 | VW ニュービートルRSi
VWニュービートルRSiの最大の特徴は、やはりその大仰な?エアロ・パーツの存在といえるでしょう。あまりこの種のクルマに詳しくない方には、単なる趣味の悪い改造車だと思われてしまうかもしれませんね。




このパーツ、発表された当初からずっと 「単なる飾り物かもしれない」 と疑っていました。量産車の場合、見掛けだけで実際にはほとんど意味のないスポイラーというのは少なくありませんからね。しかし、以前にも紹介した個人学習用のマニュアル、SSP258を見たら、ちゃんと空力的な効果を考えたものであることが明記されていました。





確かに、このイラストを見る限りでは決して不真面目なものではないようにみえますね。実車の裏側をぞいてみても、それなりに考えられたものだということが分かります。しかし、このマニュアルにも、プレスキットにも、残念なが現実にどの程度の効果があるのか、数値は一切示されていませんでした。

やはり見掛けほどではないのかな?もし具体的な数値を見つけたら、追記という形で補足させていただくことにしますね。
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VWニュービートルRSi せっかく買ったのになぁ・・・

2011-03-01 10:00:00 | VW ニュービートルRSi
今日でVWニュービートルRSiが私のクルマになってから半年になります。

購入時にも書いた通り、このクルマを買ったのは、純然たるファミリーカーとして使用するためでした。しかしこのクルマ、残念ながら家族からの評価はイマイチというほかありません。



先週の土曜日に家族4人で外出したときも、一応子供達にどのクルマに乗りたいか聞いてみました。すると返ってきた答えは……

「別にどれでもいいけど・・・・・・でもニュービートルよりポルシェがいいな」

子供達にとっては、RSiの固いリアシートよりも、911の狭いリアシートの方が快適だというのです。


結構可愛い感じのクルマなので、もしかしたらカミさんが乗りたがるかな?と思っていたのですが、その予想も完全に外れました。あの見切りの悪さや最低地上高の低さで気を使うのが嫌とのことで、全然運転したがらないのです。

この半年間で7500kmほど乗っているんで、その数字だけを見れば決して稼働率が低くはないような気がします。しかし、現実には私が一人で仕事や射撃場に行くときに使う程度なんで、別にRSiである必然性は全くありません。正直な話、この草レース仕様の旧ビートルで十分です。



RSi、クーラーだけは間違いなく911よりも良く効くので、暑くなってきたら少しは見直してもらえるかもしれません。でも、流石にその頃にはE220のステーションワゴンも納車されていると思うので、結構微妙なポジションになってしまうのかな?。
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