半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

『る・菓壇』 のケーキを食べました。

2010-02-28 21:59:15 | ケーキ、洋菓子
カミさんのポルシェ911が無事に20万km走りきってくれたお祝いに、今日はここのケーキを食べることにしました。




埼玉県、八潮市にある 『る・菓壇』 です。最近ちょっとご無沙汰してしまいましたが、 『イル・ピーノ』 や 『パーラー・ローレル』 と並び、私が大好きなケーキ屋さんの一つです。




店内には、ポリフォンのディスクオルゴールも置かれています。




で、今日買ったのはこのケーキ。今日は家族4人で行ったのですが、半谷家ではオーダーが重複することはほとんどありません。決して意識的にそうしているわけではないのですが……。



ここが初めてという方には、 “シブスト” というケーキがお薦め。残念ながら今回は売り切れだったので、またの機会に紹介することにします。
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ポルシェ911、走行20万km突破しました。

2010-02-28 21:42:40 | ポルシェ911
我が家のポルシェ911、本日無事に走行距離20万kmを突破しました。



実際の走行距離はとっくに20万kmを超えていたはずなのですが、オドメーター上では今日がその記念すべき日となりました。

我が家にやってきてから7年の間、細かいトラブルはいくつかあったものの、自走で帰宅できなかったことは一度もありませんでしたし、消耗品に関しても大きな出費はありませんでした。

軽く10万km以上無交換のクラッチもまだまだ大丈夫。日常生活での使用では別に不満を感じるような部分はありません。しかし、以前にも書いたように、20万キロを無事に走りきってくれたご褒美?として、エンジンとクラッチのО/Hを実施することにします。今週中に時間を作って、シミズテクニカルファクトリーまでクルマを持ち込む予定です。

具体的な費用まで含めた作業内容や進行状況に関しては、エフロード誌で詳しく紹介するつもりですのでお楽しみに。
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現代産業科学館に 『すごいゾ!!鉄』 展を見に行きました。

2010-02-27 20:56:42 | 博物館、科学館、資料館
今日は家族4人で “千葉県立現代産業科学館” に行きました。




今日の目的はこれ、 『すごいゾ!!鉄』 展です。隕鉄や古代の鉄器から始まって、たたら製鉄や日本刀の製作過程の展示、鉄の性質、最先端の鉄など、バリエーションに富んだ展示です。




さて、問題です。たたら製鉄でこの47gの刀子を一本製作するのに必要な鉄を得ようと思ったら、どの位の砂鉄が必要でしょうか?




正解はこれ。2043g。昔は鉄が非常に価値ある金属だったことがよく分かります。余談ですが、現在500kgの鉄のインゴットを製作するのに必要な鉄鉱石の量は、約750kgだそうです。




もちろん自動車関連の展示も色々ありました。これはタイヤの中に入っているスチール・ベルトの元になっているスチール・コードです。




これは同じ厚さの高張力鋼板と軟鋼板を手で曲げてみる実験。この違いは体験してみないと分かりませんね。




オオッ!これはトリップ鋼のインゴットだ。まぁこれに興味を持つ人なんかほとんどいないかもしれませんが、こんなものが見られるのは博物館ならではですね。




常設展示の方も2フロアあります。この画像は2回のフロアで、産業の歴史のような内容の展示もあります。1階の展示はラボのようになっていて、それそれの分野の最先端の知識を、実験しながら学べるようになっています。




でも子供達のお目当てはここ。遊びながら体験学習ができるコーナーです。







一般的な博物館や科学館と較べても展示の内容は遜色ないのに、 “産業” というと限定的なイメージになってしまうのか?、画像のようにあまり混んではいませんでした。丸々1日楽しめますし、ある意味、穴場といえるかもしれませんよ。
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『快適な生活』 お気に入りのDVD その16  

2010-02-26 20:12:53 | CD/DVD
「お気に入りのDVD その16」 はこれ。アードマン・アニメーションズのクレイ・アニメーション、 『快適な生活』 のDVD BOXです。

簡単に説明してしまうと、数百人の人間への色々な物事に関するインタビューをベースにしながら、それをクレイ・アニメーションで様々な動物 (ミミズや昆虫から猛獣、宇宙人?に至るまで) 置き換えて演じさせるという短編作品集。92年のアカデミー賞、短編アニメーション賞を受賞した作品 『快適な生活』 をTVシリーズ化したものです。

現在はこのシーズン1の 『快適な生活 ~ぼくらはみんないきている~』 と…… 




……シーズン2の 『快適な生活 ~よのなかたのしいことだらけ?~』 の二種類が販売されています。



DVD BOXでは、どちらも2枚組みとなっています。


基本的には人間へのインタビューを他の生物に置き換えただけのはずなのに、これはかなり笑えますね。どんな人達が、どんな動物に置き換えられているのかも見物です。この作品を見ていたら、あることに関して、ナメクジが私と全く同じコメントをしていたのでカミさんは大爆笑していました。

どうやら私はナメクジ・レベルの人間のようです。トホホ~
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実車版フェラーリ・ディノRS(ヤタベRS)、進んでました。

2010-02-25 20:51:36 | 実車版フェラーリ・ディノRS(ヤタベRS)
今日は ノーチラススポーツカーズ の古川先生の工場にお邪魔して、現在製作中のクルマを見学させていただきました。まず最初はこれ、『サーキットの狼』に登場する架空の劇中車、フェラーリ・ディノRSの実車です。時々ピニンファリーナが製作したディノ206コンペティツィオーネと混同している方がいるようですが、本の中での設定でもまったくの別物です。




前後のカウルも装着されて、だんだんクルマらしくなってきましたね。




シャーシはこのようにごついチューブラー・フレームとなっています。




こちらはプリンスのR380。実はこのクルマ、全長4mに満たないコンパクトなクルマです。私にとって理想的なサイズです。




これがR380のフロントカウル。カバー付きのライトも私好みだなぁ。



以前にも書きましたが、これらのクルマ達は正式にナンバーを取得して公道を走ることが出来るクルマとして製作されています。他にもクーパーのフォーミュラ風のシングルシーターだとかなんだとか、様々なプロジェクトが同時進行していました。今日は久々に古川先生とお話して、凄いパワーを分けていただいたような気がします。自分自身の目標も、よりはっきり見えて来たかな?
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古式銃のレストアに挑戦? 私の射撃用古式銃 その3

2010-02-24 20:30:00 | 前装銃射撃、古式銃
先日、村田銃のスコープ・ベースに関する話で 「ヒート・ブルー」 に関して書いたところ、そのやり方に関してご質問を頂きました。言葉で説明しても分かりにくいと思いますので、ちょっと実験してみましょう。

今回の素材はこれ。私が所有している古式銃の馬上筒です。幕末に火縄銃をパーカッション式にモディファイした銃なので、骨董的にはほとんど価値がないため、逆にこういう実験には最適でしょう。それにこの銃なら、ブルー仕上げにしても考証的に不自然じゃありませんからね。




これがハンマー部分の拡大画像。深い朽ち込みこそありませんが、ご覧のようにサビサビです。裏側を見たら若干ブルーが残っていたので、やはりオリジナルの仕上げはブルーだったようです。取り敢えずこの部分の仕上げ直しをしてみることにしましょう。




ハンマーを外したら、耐水ペーパーでひたすら磨きます。どの程度の番手で始めるかは錆の状態にもよりますが、番手を2倍に上げながら磨いてゆく方法で、最終的には2000番程度で仕上げます。



本当はその後で細目のコンパウンドを使用して鏡面になるまで磨かなければなりません。でも今回は実験なのでパス。


その後はバーナーで加熱するだけ。今日はトーチではなく家庭用のガスコンロを使ってしまいました。加熱すると表面にマグネタイト (いわゆる黒錆) の皮膜ができますので、好みの色になったところでオイルに漬けて終了。でも普通に色を着けるだけなら、そのまま常温で冷やしても大丈夫です。作業をするときには火傷をしないように十分ご注意ください。



これで完成。この画像ではかなり黒っぽく見えますね。



銃に取り付けるとこんな感じ。ちゃんと鏡面に磨いてから仕上げると、非常に透明感のある美しいブルーになります。




最後にもう一度、処理前の画像と比べてみることにしましょう。





この方法はロウ付けや象嵌のある部分、既に熱処理が施されていたり、硬度の変化が心配な部分には使えません。また古式銃の場合、文化財の保存という観点から考えても、元々の仕上げがブルーでなかった箇所には使用するべきではありません。

地板 (ロックプレート) の様な大きめの平面を研磨するときは耐水ペーパーでは凸凹になってしまうので、オイルストーンを使いましょう。


今回、一箇所だけ手を入れたら妙な感じになってしまいましたね。せっかくなんで、ハンマーはもう一度きちんと仕上げ直して、他の傷んでいる部分も少し補修することにします。銃身も表面がボロボロなんで、焼き付け漆仕上げにでも挑戦してみようかな?


※注意
古式銃は文化財であり、その修理、修復の範囲に関しては、1989年に文化庁(文化財保護委員会)との間で取り決められた厳格なガイドラインがございます。古式銃のレストア等を行う場合には、決してその範囲を逸脱しないように、くれぐれもご注意下さい。
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『ショートブレッド』 に初挑戦。

2010-02-23 20:06:32 | ケーキ、洋菓子
カミさんがお菓子を作ろうと思って準備を始めたら、なんと卵がありませんでした。私が朝食を作るのに、全部使ってしまったのです。

さすがに諦めるだろうと思っていたら、何やら作り始めました。
材料は、小麦粉、バター、ベーキングパウダー、砂糖だけ。それを全て混ぜ合わせて型の底に固めます。




それをオーブンで焼くこと40分。あれっ、どこかで見たような……。




正解はこれ。ショート・ブレッドです。



初めてだったんでちょっと焦げちゃいましたけど、味はあの 『ウォーカー』 のショートブレッドより美味しかったですよ。
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村田銃を撃ちに行きました。

2010-02-22 23:17:37 | その他、銃砲関連
今日はニッコー栃木綜合射撃場まで、村田銃を撃ちに行きました。




私の村田銃は初期の軍用銃を改造した村田銃ではなく、最初から民間用として作られた村田式銃。口径は3インチ薬室の410番で、新式村田銃の刻印があります。




このようにサイドマウントでスコープを装着しています。その理由は・・・・・・




・・・・・・ボルト・ハンドルの位置と角度の関係で、通常のトップマウントタイプにすることができないからです。




スコープベースは、モスバーグが戦前(1938~1940年)に生産していたNo.9 2¹/₂ 用を上下逆にして装着してあります。自分でピカピカに磨き上げて、バーナーで加熱してヒートブルーで着色しました。




この銃に似合うように、スコープ本体も調整がレティクルムーブのクラシカルなデザインで、チューブがブルー仕上げで細身のスチールというタイプを探すことにしました。その結果、選んだのはウィーバーが1935~1947年に生産していたモデル329でした。




以前にも紹介した様に、この村田銃はテイクダウンすることができます。まず最初にフォアエンドを外し、レバーを起こしてこのロックの部分を緩めると・・・・・・




・・・・・・こんな感じで銃身を取り外すことができます。このメカニズム、レミントンのモデル8を参考にしたんでしょう。細部の作りはかなり良いですね。




適合実包は410番ということになっているため、法規的にはこのような現代の市販スラッグ弾も使用できないわけではありません。




とはいっても、やはり村田銃に相応しいのはこちら。元々が真鍮薬莢と黒色火薬の使用を前提として製作されている銃なので、安全性を考慮してもこちらを使用する方が賢明だと思います。ただし、これを使うときはハンドロードするしかありませんね。



410番の真鍮薬莢にも色々ありますが、オルジナルの薬莢は貴重品なので、最近はブラジルのマグテック社製のケースをベースに、プライマーポケット等を加工した物を使用しています。


残念ながら、市販の410番スラッグ弾を使用すると、50mではこの程度の精度しかありません。トホホ~。これじゃ現実的には25m以下の至近距離でしか使い物にならないでしょうね。



しかし、その原因を発見?して、ある裏技を使ってみたところ、驚くほど命中精度を改善することができました。その裏技に関しては、別の機会に紹介させていただくことにしましょう。


追記
GOEX様より、この銃は横浜にあった金丸銃砲店製、 新式取放自在村田銃 だという貴重な情報を頂きました。やっと正体が分かりましたね。古書店を回って当時カタログを探してみますので、新しい情報が入りましたら、またこのブログでご報告させていただきます。
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東京都美術館で、『ボルゲーゼ美術館展』を観ました。

2010-02-21 20:09:53 | 美術館、展覧会
今日、 東京都美術館を訪問したもう一つの目的がこれ、『ボルゲーゼ美術館展』です。




私がカラヴァッジョの作品に興味を持ったのは、昨年読んだこの本、『消えたカラヴァッジョ』がきっかけでした。このブログでも紹介したので、ご記憶の方がいらっしゃるかもしれませんね。




それ以来、何かカラヴァッジョの作品がやってくるのを待っていたのですが、今回の展覧会の目玉の一つとして、本の中でも言及されていた『洗礼者ヨハネ』がやってくることになったのです。これは見に行かずに済ませるわけには行きません。 



このところちょっとドタバタしているのですが、何とか時間を作って、現在公開されている映画、『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』も見に行きたいですね。


■その他のカラヴァッジョ関連ブログ

2009年06月 『消えたからヴァッジョ』を読みました。

2010年02月 東京都美術館で、『ボルゲーゼ美術館展』を観ました。

2010年08月 モンセラートに行きました。 バルセロナ旅行記 5日目

2016年05月 国立西洋美術館で、『カラヴァッジョ展』を観ました。

2022年05月 国立新美術館で、『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』を観ました。
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『日本七宝作家協会展』 を見に行きました。

2010-02-21 20:02:48 | 美術館、展覧会
今日は二つの目的があって、 『東京都美術館』 までいってきました。まず最初はこれ。
『第43回 日本七宝作家協会展』 です。



昨年の7月、『千葉県立房総のむら』 に行ったとき、七宝作家の方と知り合うチャンスがあり、招待状を頂いたのです。


それまで七宝というのは、ペンダントやブローチなど、アクセサリーに使われるような小さな工芸品だと思っていました。確かに今回もそういった作品もありましたが、現実には中心になっているのは絵画や彫刻のような大型の作品でした。









残念ながら技巧的なことはよく分かりませんが、色々と面白い表現ができるアートだったんですね。
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