昨日は久々に千葉県総合スポーツセンター射撃場に行きました。
前装銃射撃連盟の皆さんが、新標的のテストをするということなので、私も見学させていただくことにしたのです。
実は今まで使用していた日本ライフル射撃協会の公認標的が底をついてしまったたので、新しい標的を用意する必要に迫られていました。しかし、残念ながら国内にはすでにこのサイズの標的に使用できる標的紙は存在していないので、海外から輸入するか、国内で今までとは異なる紙を使用して新しく製作するしかありません。
この前装銃射撃用の標的はISSF規格ではなく、フランス陸軍規格の200m標的という特殊な物。残念ながら海外の大手の標的メーカーでは生産されていません。そこで、ヨーロッパ選手権などで使用されているフランス製の標的を輸入しようとしてメーカーに連絡したのですが、日本に少しばかり送っても商売にならないと判断されたのか?、結局回答を頂くことはできませんでした。
そこで新たに国内で製作することになったものの、標的紙はサイズが大きい上に、特殊な紙を使用するために、そう簡単にはことは運びませんでした。
まず最初に日ラから提示されたのはコレ、警察で使用しているCP (センター・ファイア・ピストル) 用の標的に使われている紙を流用するというアイディア。と、いうわけで、今年の5月にCP標的その物を撃ってテストしてみたのですが……
……残念ながら楕円の穴が開いてしまいます。同弾に見える弾痕も、実は一発しか入っていません。これでは審査が大変でしょう。CP競技は周囲にシャープなエッジのあるワッドカッター弾頭を使用することを前提としているため、ラウンドボールには向かないのですね。
そこで昨日は次のステップとしてまったく別の方法を試してみることにしました。まず最初はコレ。入手可能な紙の中から、なるべく標的に使えそうな規格の物を選び出し、テスト用の標的を製作していただだくことにしたのです。一般のルートでは製作できないサイズなのですが、運良く前装銃射撃連盟の会員の中に特殊な印刷を専門としている方がいらっしゃったので実現することができました。で、実際に撃ってみたのがこの標的。
撮影した角度が悪いので変な弾痕に見えてしまいますが、穴自体は楕円じゃないし、CP用の標的紙を流用するよりは良さそうな感じです。これで十分かな?
しかし、その次にテストした標的を見たら……ウウっ、こりゃ全然別物だなぁ。まるでポンチで開けたみたい!。
実はこの標的、ドイツの標的メーカー、エーデルマンがISSF公認300m大口径ライフル射撃用として製作した標的を流用し、その裏に前装銃射撃用の標的を印刷するという荒業?で製作していただいた物です。やはり標的専用紙っていうのは違うなぁ。これなら審査も楽でしょう。
ちなみに、今まで使用してきた公式標的ではこのような穴が開きます。
これよりも、今回テストした標的の方が抜けが綺麗ですね (笑) 。
全日本選手権や段級審査には日ラの公認標的以外は使用できないので、実際に使用するときには承認を受けてシールを貼ることになると思いますが、恐らくコスト的には従来の公認標的と変わらない程度に抑えることができそうです。
本当は紙だけが欲しのですが、小ロットの特注でそんな物をオーダーをしたら、かえって値段が上がってしまうだろうなぁ。
前装銃射撃連盟の皆さんが、新標的のテストをするということなので、私も見学させていただくことにしたのです。
実は今まで使用していた日本ライフル射撃協会の公認標的が底をついてしまったたので、新しい標的を用意する必要に迫られていました。しかし、残念ながら国内にはすでにこのサイズの標的に使用できる標的紙は存在していないので、海外から輸入するか、国内で今までとは異なる紙を使用して新しく製作するしかありません。
この前装銃射撃用の標的はISSF規格ではなく、フランス陸軍規格の200m標的という特殊な物。残念ながら海外の大手の標的メーカーでは生産されていません。そこで、ヨーロッパ選手権などで使用されているフランス製の標的を輸入しようとしてメーカーに連絡したのですが、日本に少しばかり送っても商売にならないと判断されたのか?、結局回答を頂くことはできませんでした。
そこで新たに国内で製作することになったものの、標的紙はサイズが大きい上に、特殊な紙を使用するために、そう簡単にはことは運びませんでした。
まず最初に日ラから提示されたのはコレ、警察で使用しているCP (センター・ファイア・ピストル) 用の標的に使われている紙を流用するというアイディア。と、いうわけで、今年の5月にCP標的その物を撃ってテストしてみたのですが……
……残念ながら楕円の穴が開いてしまいます。同弾に見える弾痕も、実は一発しか入っていません。これでは審査が大変でしょう。CP競技は周囲にシャープなエッジのあるワッドカッター弾頭を使用することを前提としているため、ラウンドボールには向かないのですね。
そこで昨日は次のステップとしてまったく別の方法を試してみることにしました。まず最初はコレ。入手可能な紙の中から、なるべく標的に使えそうな規格の物を選び出し、テスト用の標的を製作していただだくことにしたのです。一般のルートでは製作できないサイズなのですが、運良く前装銃射撃連盟の会員の中に特殊な印刷を専門としている方がいらっしゃったので実現することができました。で、実際に撃ってみたのがこの標的。
撮影した角度が悪いので変な弾痕に見えてしまいますが、穴自体は楕円じゃないし、CP用の標的紙を流用するよりは良さそうな感じです。これで十分かな?
しかし、その次にテストした標的を見たら……ウウっ、こりゃ全然別物だなぁ。まるでポンチで開けたみたい!。
実はこの標的、ドイツの標的メーカー、エーデルマンがISSF公認300m大口径ライフル射撃用として製作した標的を流用し、その裏に前装銃射撃用の標的を印刷するという荒業?で製作していただいた物です。やはり標的専用紙っていうのは違うなぁ。これなら審査も楽でしょう。
ちなみに、今まで使用してきた公式標的ではこのような穴が開きます。
これよりも、今回テストした標的の方が抜けが綺麗ですね (笑) 。
全日本選手権や段級審査には日ラの公認標的以外は使用できないので、実際に使用するときには承認を受けてシールを貼ることになると思いますが、恐らくコスト的には従来の公認標的と変わらない程度に抑えることができそうです。
本当は紙だけが欲しのですが、小ロットの特注でそんな物をオーダーをしたら、かえって値段が上がってしまうだろうなぁ。