シミズテクニカルファクトリーに車検に入れているカミさんのポルシェ911(930)、今回も以前に紹介したことのある整備内容が大半なのですが、一つだけ初めて行う作業がありました。リアシートのバックレストを固定するリテイニング・ストラップのメス側が両側とも切れてしまったので、この機会にオス側も含めてすべて交換することにしたのです。
というわけで、まずはメス側から交換。ご覧のように、クギとステープラーで固定されています。
純正の場合、この部品はセットではなく、一つずつばら売りされています。以前、左のオス側だけは
以前に自分で社外品に交換したことがあったものの、今回は全て純正部品を使用することにしました。
前回社外品を使ってしまったのは純正品が法外?に高いような気がしたから。今回はオートアトランタから個人輸入したものの、それでも部品代だけでオス側が一つ$69.85、メス側が一つ$74.17もするので、一台分で$288.04という驚きの価格!になります。しかし・・・・・・
・・・・・・クオリティを比較してみるとその差は一目瞭然でした。ちなみに、左が純正の新品、中央が35年使用した純正品、右が9年使用した社外品です。社外品は退色しているだけではなく、カチカチに硬化しているので、事実上すでに使用できません。
社外品だと純正の1/3程度の価格でも購入できますが、個人的には二度と使いたくありません。
新品のメス側に穴が開いていないので、外したストラップと同じ位置に穴を開けから装着します。
オス側はネジで留まっているだけなので交換は簡単ですね。
次回は今回の車検整備の内容と掛かった費用について報告させて頂きます。
■本日のオマケ
この年代のポルシェ911の場合、リアシートのバックレスト裏にはホックが付いていて、メス側のリテイニング・ストラップを固定できるようになっています。
でも取説にも何も書かれていないし、インテリアをリニューアルしたときに省略されてしまうこともあるようで、時々付いていないクルマを見掛けることがあります。
■現在の走行距離 (2019年06月27日現在) : 26万6993km
■前回からの走行距離 (06月20日~06月27日) : 0km