半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

シルバー・カトラリー (銀食器) の話 その2

2009-06-30 22:00:32 | 陶磁器、銀器、カトラリーなど
普段使い用としてアンティーク (と、いうよりもむしろ中古) の銀食器を買おうと思った所までは前回書きましたので、今回はその続きです。

銀食器の専門書を見て色々検討した結果、候補として選んだのはアメリカのLUNT社の “Sweetheart Rose” と、WALLACE社の “Grand Colonial” の2種でした。しかし、写真で見る限りではどちらも甲乙つけがたく、中々決められません。そこで、取り敢えず両方の基本セットを購入して、実物を見比べてみることにしました。購入にはeBayを利用し、アンティーク銀食器の専門店が出品しているアイテムを選び、基本的なセットを落札しました。




実際に届いた品物を比べてみると、普段使いにはグランド・コロニアルの方が使い勝手が良さそうだということが判明。それ以降はグランド・コロニアル一本に絞ってアイテムを揃えることにしました。セット単位でまとめ買いしているため、ダブってしまっているアイテムが多いものの、現在では30人以上のホームパーティーにも対応できるだけの銀食器を確保することができました。




これがグランド・コロニアルのパターンを拡大したもの。銀食器の専門書によると、デザインしたのはウィリアムス・S・ウォーレンで、1942年に発売されたパターンだそうです。



と、いうわけで、次回は銀食器の手入方法について書きたいと思います。
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ポルシェ911 (930) のエアコン、改良してます。

2009-06-29 22:03:34 | ポルシェ911
930系911の大きな弱点の一つが貧弱なエアコン (クーラー) ですが、私は何とかしてそれを改良したいと思っていました。色々考えた結果、私が選んだのはアメリカの グリフィス・テクニカル社製 (ブランド名は “Kuehl” ) のキットを装着するという方法。我が家のクルマに装着したのはフルセットに近い内容で、取り付けはお馴染みのシミズテクニカルファクトリーにお願いすることにしました。




フロントのコンデンサーとエバポレータはより効率のよい物に交換します。これが純正とグリフィスのエバポレーターの比較で・・・・・・




こちらはコンデンサーの比較。




左側リアフェンダーのホイールアーチ前/後には電動ファン付きの追加コンデンサーを増設します。これがリアフェンダーの前部に増設したコンデンサー。実際にはこのままの状態ではなく、飛び石防止用のガードが付きます。




こちらはリアフェンダーの後部に増設したコンデンサー。こちらにもガードが付きます。本当はファン・シュラウドを装着したいけど、スペース的に厳しいのでちょっと大変そう。今後の課題にしますね。




これが強化型のエバポレータ・ファン。これらに加えて、お約束のレシーバー・ドライヤー (リキッド・タンク) の交換の他、ホース類の全交換、コンプレッサーの交換 (リビルトではなく新品) も合わせて実施しました。




実際の方は効きは外気温度33℃時に高速道路で実験したところ、ダクトの部分で7℃、フェイスレベルで40℃から22℃まで下がりました。涼しいことはもちろん、雨の日に4人乗っていても窓が曇らないというのも助かります。ただし、このシステムには予想外の弱点がありました。ダクトの周囲が冷えすぎて、この画像のように結露が発生してしまうのです。この点に関しては、ダッシュボードを新品に交換するときに対策を施そうと思います。



昨年の段階では信頼性、耐久性に関しては未知数だったものの、あれから1年以上が経過した現在でもずノントラブルで快適な状態が保たれています。残念ながらこのキットはかなり高額な上に色々な意味でクルマに負担が掛かることも事実なので、他に夏でも快適に過せるようなクルマをお持ちの方にはお勧めしません。しかし半谷家的には、このキットのおかげで夏用のクルマ?が不要になり、経済的にも大変助かっています。
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シネリーブルで 『トランスフォーマー/リベンジ』 を見ました。

2009-06-28 22:00:33 | 映画
今日は息子のリクエストで 『トランスフォーマー/リベンジ』 を見に行きました。



CGを使っているとはいえ、相変わらずメカがロボットにトランスフォームするシーンは見事。息子がはまってしまう気持ちも良く分かります。しかし、逆にその辺りを面白いと思えない人にとっては、下らない映画という評価になるんでしょうね。私は3作目が製作されたら見るつもりですが、恐らくその頃には前2作のストーリーはすっかり忘れていることでしょう (笑) 。

今回は前作に引き続きセクター7のシモンズ捜査官役でジョン・タトゥーロが再登場。前作ではひどい役でしたが、今回は予想外の大活躍を見せてくれます。演技の方もさすがにカンヌ国際映画祭の男優賞やゴールデン・グローブ賞、エミー賞等を取った俳優だけのことはありますね。登場するキャラクターの数が多過ぎて、私は最後の戦闘シーンではどれがどれだか分からなくなってしまいました。
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ヤマモモのジャムを作りました。

2009-06-28 12:00:34 | ジャム、コンポートなど
ようやくヤマモモの実が熟して落ち始めました。



早速収穫して、ヤマモモ・ジャムを作ることにしましょう。


今回も材料はヤマモモと等量の砂糖だけ。他には一切何も加えません。




ヤマモモはペクチンが少ないので、そのままだとかなり煮詰めないとジャムにはなりません。でも我が家では市販のペクチンを添加することには抵抗があります。リンゴの芯などと一緒に煮るという方法もありますが、それではヤマモモ本来の味にはなりません。



ヤマモモは生食で食べると独特の癖がありますが、こうやってジャムにしてしまうと全然癖のない “ベリー系” の味になります。不思議ですね。
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高尾山で笛を買いました。

2009-06-27 21:55:36 | その他のお出かけ
八王子に来たついで?に、前回に引き続いて今回も高尾山に行きました。




前回はメンテナンス中で乗れなかったため、今回はリフトに初挑戦。ベルトも何もなしなので、結構スリルがあります。ケーブルカーより断然こちらの方がオススメです。




残念ながら、今回も頂上まで行くほどの時間はなかったものの、前回よりは上まで登ることができました。次回 (いつになるか分かりませんが) は登頂したいですね。




実は今回の高尾山行きの目的はこれ。露天の笛屋さんです。実は半谷家は笛好き。ちょうど閉店して品物を箱に詰めたばかりのところだったのに、無理をお願いして品物を見せて頂きました。



子供達はバードコールを、カミさんはカッコー笛やウグイス笛を買いました。
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八王子市夢美術館で、『ムットーニ ワールド からくりシアター』 を観ました。

2009-06-27 20:59:41 | 美術館、展覧会
2月のプレビューに続き、家族4人で八王子市夢美術館まで『ムットーニ ワールド からくりシアター』を観に行きました。



今回は展示される作品の数も前回の3倍以上と大幅に増えて、小さな箱の中に展開される不思議な世界をたっぷり堪能させて頂きました。前回同様、展示作品に順番に電源が入り、自動的に演奏を行うという趣向。ムットーニさんご自身の解説による上映会では、予想外に(失礼!)巧みなトークにビックリしました。

前回展示されていた ≪ギフト フロム ダディ≫ が展示されていなかったのはちょっと残念でしたが、≪猫町≫ や ≪バニーズ メモリー≫ などが見られて大満足でした。


■その他のムットーニ関連ブログ
2009年02月 八王子市夢美術館で、『「ムットーニ ワールド」プレビュー展』を観ました。

2009年06月 八王子市夢美術館で、『ムットーニ ワールド からくりシアター』 を観ました。

2010年10月 ムットーニさんの上演会、観に行きました。『北原照久の超驚愕現代アート展』その3

2011年02月 ケンジタキギャラリーで、ムットーニさんの展覧会、『WING ELEMENT』を観ました。

2011年06月 八王子市夢美術館で『ムットーニ ワールド からくりシアターⅡ』を観ました。

2012年11月 ロゴスギャラリーで『ムットーニ新作展 NIGHT RARADISE』を観ました。

2013年11月 八王子市夢美術館で『ムットーニワールド からくりシアターⅢ』を観ました。

2014年04月 渋谷PARCO、ロゴスギャラリーで『MUTTONI PARADISE』を観ました。

2017年06月 世田谷文学館で『ムットーニ・パラダイス』を観ました。

2018年03月 八王子市夢美術館で、『ムットーニワールド からくりシアターⅣ』を観ました。 

2024年03月 八王子市夢美術館で、『ムットーニワールド からくりシアターV』を観ました。
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『ピングー&ベア』 我が家のシュタイフ その2

2009-06-26 22:00:58 | TOY/コレクション
さて、今回は我が家のシュタイフ、その2です。

前回も書いたとおり、娘の最初の誕生日にプレゼントした 『クラシック・テディベア』 が不評だったため、我が家ではもう二度とシュタイフの製品を買うことがないだろうと思っていました。しかし、その2年後の2000年、2体目 (3体目かな?) のシュタイフが我が家にやってくることになりました。それがこの 『ピングー&ベア』 です。




ご存じない方のために簡単に説明させて頂きますと、 『ピングー』 というのはスイスのオットー・グッドマン原作によるクレイ・アニメーション。当時まだ2歳だった娘のお気に入りは、 『テレタビーズ』 と、この 『ピングー』 でした。こうやってピングーを眺めていると、娘と一緒に、DVDを何度も繰り返し見ていたことを思い出しますね。








このピングー&ベアは “ピングー誕生20周年” を記念して1500体限定で製作されたもので、我が家のものはNo256でした。

これを見つけたのは某百貨店。私もカミさんもその存在は知っていましたが、値段も値段ですし、まさか欲しくなるとは思ってもいませんでした……実物を見るまでは (笑) 。そして、今度は子供用ではなく、カミさんが自分のコレクション用として購入することにしました。



このピングー&ベア、購入後4~5回出してみたきりで、そのまま収納庫の奥に入れたままになっていました。こうやって箱から出してみるのは恐らく8年ぶり位になるはずです。


これを買ったときも、まだまだこれが我が家にとって最後のシュタイフになるだろうと思っていました。しかし、その次のシュタイフは、予想外に早くやってくることになりました。

と、いうわけで、続きはまた次の機会に。
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ラベンダーが満開です。

2009-06-26 11:50:10 | ガーデニング
庭に植えたネクタリン、このくらいの大きさになりました。まだ数個残っているものの、既に中に虫が入ってしまっている物がありました。収穫できるのは何個かな?




駐車場の入り口に植えたラベンダーが満開。



とても良い香りです。
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私のBMW M1コレクション その2 

2009-06-25 22:00:29 | BMW M1
私の場合、何か趣味のクルマを入手したときには、そのクルマの取扱説明書、サービル・マニュアル、パーツリスト、当時のカタログの4つを入手するようにしています。実際にクルマを維持する上で役に立つのはもちろん、そのクルマに関する知識がさらに深まりますからね。当然のことながら、BMW M1を購入したときにも、苦労してこの4つを入手しました。と、いう訳で、今回はパーツリストのお話。

BMW M1が発売された当時、まだパーツ・リストはこの画像のようなマイクロフィッシュ (マイクロフィルムをまとめたシートの様な物) に収められていました。私が最初に入手したのもこれでした。 



しかし、ここに書かれた内容を見るためには専用のマイクロ・リーダーが必要なので、何か調べたいことがある度に、知人の工場の機械を借りなければなりませんでした。これをプリント・アウトするという特殊なサービスを行っている印刷所もありますが、全部プリントしてもらったら結構な金額になります。そこで、これを使用することは諦めて、新たにCD‐R版のパーツリストを探すことにしました。

CD‐R版のパーツ・リストは、ネット上にも沢山流通しており、安価で購入することができるのですが、残念ながらその大半は違法コピー版によって占められています。さすがにこういう仕事をしている以上、そういったものに手を出すわけには行きません。そこで色々なルートで苦労して探し回った結果、ようやくこの純正のCD‐R版パーツリストを入手することに成功しました。





このCD‐RはイセッタからZ1までをカバーする “ヒストリック・オートモービル用”と呼ばれるタイプ。旧い2001年版なので、最新の物とは異なり、パスワードを入力しなくても検索することが可能です。

さすがに一々コンピュータを起動して調べるのも面倒なので、現在ではすべてプリント・アウトしてファイルに収めています。M1に関する部分だけでもA4の40ポケットのファイルで5冊分という結構なボリュームですが、新しく入ってきた情報……例えばパーツの欠品や再生産に関する情報や価格等……を書き込むこともできるため、とても助かっています。



この普通のパーツ・リストの他に、プロカー (ワンメイク・レース用の競技車両) 用のパーツ・リストというのもありますので、いずれ機会を改めて紹介させていただくことにしましょう。
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カレル・ゼマンの 『前世紀探検』 お気に入りのDVD その7 

2009-06-24 22:09:28 | CD/DVD
今回紹介するのは、アニメーション作品で有名なチェコスロバキア (当時) のカレル・ゼマン監督が1955年に発表した特撮映画、 『前世紀探検』 です。



簡単に説明してしまうと、ジュール・ベルヌの 『地底旅行』 に影響された4人の少年が、謎の洞窟に流れている川をボートで探検するうちに時代を遡り、氷河期や恐竜時代を旅するといったストーリー。何故その洞窟が過去につながっているのか?といった説明は一切なしです。

旧い作品ということもあり、特撮自体はコマ撮りや模型と実写との組み合わせですし、ストーリーに関してもドラマチックな展開はほとんどありません。しかし、にもかかわらず私がこの映画に強く魅かれてしまうのは、 「もし、この森の中が恐竜時代だったら……」 等と想像して遊んでいた、自分自身の子供時代の記憶と直結しているからなんでしょう。

登場する恐竜も、最近のリアルなCGの恐竜に慣れた方々には失笑されてしまうかもしれません。しかし、私が子供時代に想像していた恐竜とは、正にこの映画に登場するような物でした。この映画に出会ったときには、 「オレの恐竜はこれだ! 尻尾を引きずって歩いて何が悪い!!」 と叫びたくなりました (笑) 。


私が最初に恐竜が登場する小説を読んだのは、小学校3~4年生頃のことでした。その作品とは、アーサー・コナン・ドイルの 『失われた世界 (ザ・ロスト・ワールド) 』 。私にとって、SFへの扉を開いてくれた想い出に残る作品でもあります。

この小説は何度も映画化されているものの、いまだに一番のオススメはこれ。1925年に製作された最初の 『ロスト・ワールド』 です。
 


モノクロのサイレント映画でありますが、ウィリス・H・オブライエンによるストップ・モーション・アニメーションは見事で、登場する恐竜の数も豊富です。1960年には、 『ポセイドン・アドベンチャー』 や 『タワーリング・インフェルノ』 のプロデューサーとして知られるアーウィン・アレンが監督してリメイクされているものの、肝心の恐竜はワニやトカゲに特殊メイク?を施したような代物で、子供ながらにひどく落胆したことを覚えています
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