930系911の大きな弱点の一つが貧弱なエアコン (クーラー) ですが、私は何とかしてそれを改良したいと思っていました。色々考えた結果、私が選んだのはアメリカの グリフィス・テクニカル社製 (ブランド名は “Kuehl” ) のキットを装着するという方法。我が家のクルマに装着したのはフルセットに近い内容で、取り付けはお馴染みのシミズテクニカルファクトリーにお願いすることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/50/ffaeeb6ef8570de0ecfe37903f776dbc.jpg)
フロントのコンデンサーとエバポレータはより効率のよい物に交換します。これが純正とグリフィスのエバポレーターの比較で・・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/3b/974940daf2f2f75a47f7b46b540d041f.jpg)
こちらはコンデンサーの比較。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e8/aa5a728678defdfc8c6d6042ad06ee51.jpg)
左側リアフェンダーのホイールアーチ前/後には電動ファン付きの追加コンデンサーを増設します。これがリアフェンダーの前部に増設したコンデンサー。実際にはこのままの状態ではなく、飛び石防止用のガードが付きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/89/2ad309afe49f55b981251c6a76de85c6.jpg)
こちらはリアフェンダーの後部に増設したコンデンサー。こちらにもガードが付きます。本当はファン・シュラウドを装着したいけど、スペース的に厳しいのでちょっと大変そう。今後の課題にしますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/32/065117d01bc345e8719757777d499553.jpg)
これが強化型のエバポレータ・ファン。これらに加えて、お約束のレシーバー・ドライヤー (リキッド・タンク) の交換の他、ホース類の全交換、コンプレッサーの交換 (リビルトではなく新品) も合わせて実施しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5c/f7cdead35e612bfd327c7c9a5248b08c.jpg)
実際の方は効きは外気温度33℃時に高速道路で実験したところ、ダクトの部分で7℃、フェイスレベルで40℃から22℃まで下がりました。涼しいことはもちろん、雨の日に4人乗っていても窓が曇らないというのも助かります。ただし、このシステムには予想外の弱点がありました。ダクトの周囲が冷えすぎて、この画像のように結露が発生してしまうのです。この点に関しては、ダッシュボードを新品に交換するときに対策を施そうと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8f/98a9d56b3a271d20547be4ace5fb54f2.jpg)
昨年の段階では信頼性、耐久性に関しては未知数だったものの、あれから1年以上が経過した現在でもずノントラブルで快適な状態が保たれています。残念ながらこのキットはかなり高額な上に色々な意味でクルマに負担が掛かることも事実なので、他に夏でも快適に過せるようなクルマをお持ちの方にはお勧めしません。しかし半谷家的には、このキットのおかげで夏用のクルマ?が不要になり、経済的にも大変助かっています。
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フロントのコンデンサーとエバポレータはより効率のよい物に交換します。これが純正とグリフィスのエバポレーターの比較で・・・・・・
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こちらはコンデンサーの比較。
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左側リアフェンダーのホイールアーチ前/後には電動ファン付きの追加コンデンサーを増設します。これがリアフェンダーの前部に増設したコンデンサー。実際にはこのままの状態ではなく、飛び石防止用のガードが付きます。
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こちらはリアフェンダーの後部に増設したコンデンサー。こちらにもガードが付きます。本当はファン・シュラウドを装着したいけど、スペース的に厳しいのでちょっと大変そう。今後の課題にしますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/32/065117d01bc345e8719757777d499553.jpg)
これが強化型のエバポレータ・ファン。これらに加えて、お約束のレシーバー・ドライヤー (リキッド・タンク) の交換の他、ホース類の全交換、コンプレッサーの交換 (リビルトではなく新品) も合わせて実施しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5c/f7cdead35e612bfd327c7c9a5248b08c.jpg)
実際の方は効きは外気温度33℃時に高速道路で実験したところ、ダクトの部分で7℃、フェイスレベルで40℃から22℃まで下がりました。涼しいことはもちろん、雨の日に4人乗っていても窓が曇らないというのも助かります。ただし、このシステムには予想外の弱点がありました。ダクトの周囲が冷えすぎて、この画像のように結露が発生してしまうのです。この点に関しては、ダッシュボードを新品に交換するときに対策を施そうと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8f/98a9d56b3a271d20547be4ace5fb54f2.jpg)
昨年の段階では信頼性、耐久性に関しては未知数だったものの、あれから1年以上が経過した現在でもずノントラブルで快適な状態が保たれています。残念ながらこのキットはかなり高額な上に色々な意味でクルマに負担が掛かることも事実なので、他に夏でも快適に過せるようなクルマをお持ちの方にはお勧めしません。しかし半谷家的には、このキットのおかげで夏用のクルマ?が不要になり、経済的にも大変助かっています。
930系のクーラーを検索していて、御ブログにたどり着きました。
当方十数年程前より75年型カレラを所有し、細かい事は自分で直して、大きな事はプロに任せ、走りにイジりに楽しんでおります。
購入当初は年も若く夏の暑さも捻り鉢巻きで乗り切ってきましたが、50歳も一歩手前になるとクーラー無しの911はどうしても足が遠のいてしまいます。
整備を頼んでいる工場からは、どうせ利かない純正クーラーは百害あって一利なし、と取り付けを猛反対されているのですが、半谷さんが取り付けられたクーラー・キットは非常に良い印象を受けました。
もし宜しければ購入方法等をご教示頂ければ幸いです。
これからもブログを楽しみに読ませていただきます。
http://www.griffiths.com/porsche/ac/
今年からフロントコンデンサーはさらに改良されたNEWバージョンになっています。
また、グリフィスのライバル会社としてこんなところもあります。
http://www.mrjaguar.com/home.html
双方に問い合にわせてみましたが、どちらも対応は良かったです。正直、グリフィスのキットを装着するとメカに掛かる負担は大きくなるので、電動ファン付きのオイルクーラー追加といった油温対策が必要になるかもしれません。さらに、重量は増加し、前後バランスは崩れ、故障因子も増えてしまいます。
本音をいってしまうと、私もクーラーは外してしまって、夏場は別のクルマに乗るのがベストだと思います(笑)。
自分の75カレラですが、購入当初はヒーターすら外してある超硬派仕様で、友人からこのままでは凍死すると指摘され、SSIのヒートエクスチェンジャーを個人輸入し工場で付けてもらいました。
その際に夏場は油温が高過ぎるんじゃないかなぁ、と相談し、オイルクーラーもついでに一番いいヤツつけちゃえ!と電動ファンを奢ったのですが、最近の猛暑で人間がクルマより先に参ってしまうようになりました。
先日2年越しでの全塗装が終わり、とうぶんする事は無くなった、と思っていたのですが、9911&930乗りの永遠の課題?のクーラーが残っていたのを思いだし、情報を集めていました。
とても参考になるお店のご紹介、ありがとうございました。
十分に検討し今後の研究と楽しみにさせていただきます。
ご教示頂いたプランは以下のセット商品に
http://www.mrjaguar.com/911fullkitnonaccar.html
29日日記の写真上から3、4枚にあるグリフィスの911 930 Kuehl Fender Condensersという増設コンデンサーをプラスするのが貧弱な空調システムしか持たない75カレラにはベストであると理解いたしました。
有名な73RSと同じエンジンを積む珍しいクルマだとは全く知らず、サーキットで乗り潰すつもりで買ったポルシェですが、不具合を直すうちに結果的にはエンジンを含めて全バラシに近い泥縄レストアをしてしまう結果になりました。
どうせ綺麗になったのなら、文字通り夏場でもクールに乗りたいものです。
自分の場合難敵は工場で、これを如何に説得し納得させて取り付けてもらうかが問題です。
Tシャツの着替え数枚持ち込み、汗だくでコクピットの中ひとり我慢大会する夏場のポルシェドライブには戻りたくはありません(爆)
色々な経験を積んできた良心的な工場であればあるほど、この種のキットに対して否定的だと思います(笑)。
私が整備をお願いしている清水さんも、当初あまり乗り気ではありませんでしたが、「あくまで実験ネタなので、たとえ効かなくても、効かないという事実が証明できるのでOKです」ということで無理にお願いしてしまいました。
もし実際に取り付けることになりましたら、結果をお知らせいただければ幸いです。
現在各方面にお伺いをたてて、感想、批判などを頂いております。
一人で出来る事であれば「えいッ」とばかりに行動すれば済むのですが、クルマに関する大仕事の技術と経験は他の方に頼るしかありません。
取り付けは断念する可能性もありますが、現時点では前向きに検討しています。ボディレストアの際にトーボード前のクーラー穴?を塞がずに残しておいたのは、この為なのですから。
一面識も無い私に、度々アドバイスありがとうございした。
まだまだお話したい事はありますが、こちらのブログを私一人で独占しご迷惑をかけ続けることは許されません。
取り付けることになりましたら必ず報告させていただきます。
メカポンのエンジンだと、コンプレッサーの大きさに注意して下さい。
純正のヨークの様に、奥行きの短い物しかつきません!
よくあるサンデンの物は、確か着きません。
私のは74年のCISですが、国産リッターカークラスのデンソーのSV10というタイプを、ステー加工で着けてます。