ダージリン!
茶畑、紅茶工場の訪問。長い移動時間も、この時のために耐えてきた。
「やっとこの場所にやってきた・・・」とつぶやいた時、Yさんが「紅茶好きにとっては、聖なる場所なのね」と興味深げだった。
Yさんは紅茶教室の受講者さんではないので、紅茶好きの気持ちを垣間見て面白かったのだと思う。
やさしく微笑んでくれた。
今回、私たちが訪れたのは「グレンバーン」というエステート。
ここの農園はダージリンの北部、シッキム州との境を流れるランジット川(カトちゃんの本名はランジットと言います。なんだか面白い縁です)の近くで、小川の流れる渓谷にあります。
私たちが宿泊しているホテルからは、ジープで2時間ちょっと。
1860年代にスコットランドの会社によって開発されたエステートです。
その後、2001年までイギリスの会社が経営していました。
現在のオーナーはインド人。
なぜ私がこのエステートを選んだかと言うと、イギリス統治時代の茶園オーナーの家が工場の横にあり、現在はその邸宅がホテルになっていて、工場見学のあと、そこで優雅にティータイムが出来るからなのです
残念だったのは、現地ガイドのタパっちが、紅茶に関して勉強不足だったので、工場のスタッフが説明してくれたことを上手く日本語で説明出来なかったこと。
前の晩にホテルで、私がタパっちに少しレクチャーしておけばよかったと反省。
次回の教訓にします
まぁ、他にもちょっとしたハプニングがありましたが・・・仕方ありません(苦笑)。
工場見学の後は、おまちかねのティータイム。
東インド会社統治時代にも、ここでダージリンの丘を眺めながら紅茶を飲んだのでしょうか・・・
イギリスを思わせるインテリアのリビングで、お茶を飲むのもステキでしたが、私たちはテラスを選択。
ダージリンの風に吹かれながら、紅茶を味わいたかったのです。
思い描いていたほど優雅な時間は過ごせませんでしたが、疲れた体に染み渡った紅茶の味は特別な印象でした。
そこに行かないと味わえない空気・・・・・やっぱりダージリンは特別な場所。
エステートからホテルへの帰り道・・・雲の切れ間から茶畑に降りる「天使のハシゴ」。
「ここまでよく来たね」と私たちを祝福してくれているようでした。
つ づ く