僕らが作る お釈迦様。
北魏様式 鞍作鳥 法隆寺金堂釈迦三尊像
中国からの渡来人司馬達等の孫といわれる鞍作鳥(止利仏師)は、聖徳太子死後の623年、金銅像の法隆寺金堂釈迦三尊像を制作。仰月形の唇や杏仁形の眼などを特色とする北魏様式の代表作となった。
▲世祖永楽帝
●中国(明)
After a long period of civil war, Zhu Di, the uncle of the second Ming emperor usurps the throne to reign.
一味括(くく)りて 難越えて。
1399年 靖難の変 永楽帝
洪武帝が死去し、孫の建文帝が即位すると、諸王の抑圧政策を打ち出した。
1399年、北平(現在の北京)にいた叔父の燕王朱棣(しゅてい)が“君側の奸を除き、帝室の難を靖んず”と称して反乱(靖難の変)。
首都南京を攻略して帝位を奪い、1402年永楽帝として即位した。
1421年には北京に遷都し、紫禁城を築造し、金陵を南京とした。
《世祖永楽帝の時代》
永楽帝(成祖)は5回にわたってモンゴル高原に親征し、ベトナムを支配するなど、積極的対外政策をとった。
さらにイスラム教徒の宦官鄭和《「鄭和」の〈鄭〉には「西」と「大」があることを利用して、〈西への大航海を行った人物〉と覚えよう!》に南海遠征を命じ、インド洋沿岸諸国に対して明への朝貢貿易を勧誘させた。
▼鄭和艦隊の進路