●奈良時代(元明天皇)
712(和銅5)年 〈太安万侶、『古事記』を撰上〉★★
The historical narrative Kojiki, Japan’s oldest extant chronicle, is completed by Ō no Yasumaro.
奈良人(びと)に故事 聞いてやす。
712年 『古事記』 「旧辞」「帝記」 太安万侶
天武天皇のときから始まった国史編纂事業は、奈良時代にはいって『古事記』『日本書紀』となって完成した。『古事記』は、古くから宮廷に伝わった『旧辞』と『帝記』に天武天皇が手を加えて稗田阿礼に誦みならわせたものを、712年に太安万侶が筆録してできた。現存する日本最古の歴史書である。
〈2014立大・法・経済(経済政策)・異文化コミュ
2.下線部2)推古天皇に関連する記述として正しくないのはどれか。次のa~dからlつ選べ。
a.甥の厩戸皇子が編纂したとされる書に『天皇記』と『国記』がある
b.小野妹子が遣隋使として派遣された
c.十二階からなる冠位の制度がもうけられた
d.中国の文物を学ばせるため、高向玄理、南淵請安、玄を留学させた
(答:d ※玄→旻、なおaは正文)
〈2010明大・政経
設問2 下線部(イ)天武九年、川嶋・忍壁(おさかべ)の二皇子に詔して、[ 1 ]及び上古の事を撰せしむるは、「天武九年」とあるが、実際には『「日本書紀』天武十年の記述である。空欄[ 1 ]には、『日本書紀』の編纂材料の一つになったと伝えられるものがあてはまる。その名称を、漢字で記しなさい。
(答:帝紀)