1221年(承久3年)順徳天皇が有職故実の書、『禁秘密抄』を著す。
きんぴらジュンと夕食さ。
(有職故実(ゆうそくこじつ))(禁秘抄(きんぴしよう)・佐渡配流)(順徳天皇)
[ポイント]
1.鎌倉時代の有職故実の書としては、順徳天皇の『禁秘抄』が著名。
[解説]
1.有職故実とは朝廷の儀式・先例を研究する学問。
2.順徳天皇(1197~1242)は後鳥羽天皇の第3皇子。後鳥羽上皇の倒幕計画(承久の乱)に連座して佐渡に流され配所で死去。在位中は後鳥羽上皇の院政時代であったため、政務には携われず、和歌や有職故実などの学芸に傾倒。『禁秘抄』は、内裏の公事・故実、天皇や側近のあり方などを記している。『禁中抄』ともいう。
〈2014明大・農(食料環境政策)
この乱後、幕府は(イ)三上皇の配流などの処分を強行し、仲恭天皇に代えて、後堀河天皇を立てた。また、上皇方の責族・武士の西国を中心とする所領3000か所あまりを没収し、戦功のあった東国の武士たちをあらたに御恩として地頭に任命した。
問4 下線部(イ)三上皇の配流に関連して、三上皇の配流先の組み合わせとして正しいのはどれか。下記から最も適切なものを一つ選べ。
A 後鳥羽上皇-隠岐、土御門上皇-佐渡、順徳上皇-土佐
B 後鳥羽上皇-隠岐、土御門上皇-土佐、順徳上皇-佐渡
C 後鳥羽上皇-佐渡、土御門上皇-隠岐、順徳上皇-土佐
D 後鳥羽上皇-佐渡、土御門上皇-土佐、順徳上皇-隠岐
E 後鳥羽上皇-土佐、土御門上皇-隠岐、順徳上皇-佐渡
F 後鳥羽上皇-土佐、土御門上皇-佐渡、順徳上皇-隠岐
(答:B)〉
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