1974年に一世を風靡した全米テレビシリーズ「刑事スタスキー&ハッチ」全23話。
当時、青春時代を送った方達にとって洋邦問わず刑事ブームに湧いたこの頃ブラウン管に釘付けだったことでしょう。
多種多様の娯楽テイストに満ちたこのジャンルの中でも一際人気を得ていたのがバディもの(相棒という意味)。
まったく性格の異なる2人の刑事がぶつかり合いつつも迫力のアクションと軽妙なユーモアを交えつつ徐々に友情が芽生えて協力して事件を解決するという内容。
オリジナル版の一人デヴィッド・ソウルはシンガーとしても成功を収めました。
2004年、その伝説の2人組刑事が劇場版映画(100分)となって帰ってきました。
堅物の超真面目人間スタスキー役にベン・ステイラー、かたやお調子者のハッチ役にはオーウェン・ウィルソン。
両者ともに人気、実力は折り紙つき。
全米で大ヒットした痛快ポリスアクションです。
STAはこの半年の間、シカゴ以外をライブレパートリーに取り入れたことがありません。
しかも新たな初期シカゴの曲を積極的に
数曲導入。
「イントロダクション」「サムディ」「トウ・ビー・フリー」、そして今年からは「シカゴⅧ・未だ見ぬアメリカ」収録のヒット曲「オールド・ディズ(追憶の日々)」。
現在もシカゴのステージにおいて重要な1曲です。
私の知る限りではこの曲をカヴァーしたバンドは記憶にありません。
ところがですよ、上述のストーリー中でカッコイイ導入がなされています。
ストーリー開始序盤、2人がタッグを組むことになって最初の緊迫シーン後にダニーの例のドラムフィルがいきなり飛び出してイントロスタート。
ラジオから曲がオンエアされているという設定。
そのDJのセリフがイカしています。
「おはよう!べィシティKBAYラジオです!!次の曲は今週第8位、だがサウンドは第1位!!!」
最高の紹介ですね。
歌は編集されていますが計測タイム13:24~14:35までたっぷりと堪能することができます。
シカゴの曲が挿入されたことを除外しても十分に楽しめる映画だということはお約束しますよ。